FAIRYTAIL

□夢の続き
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「そこの女は逃げなかったみたいだな」


お、やっとウチの事気にかけてくれた。
グレイはリオンに言われるまでウチが逃げてないことに気付いてなかったみたいやし。
酷い話や。


「シルヴィア・・・何で残ってんだよ。とっとと逃げろ!!」


「うるさいな。村のことはルーシィとハッピーに任せたらええやろ」


「そういう事じゃねえ!!」


「なら、どういう事やねん」


はあ、とため息を吐いてリオンを見る。
リオンは無表情にウチを見とった。


「別に手出ししようとか思っとらんよ」


「別にオレは構わんぞ?2対1でも・・・・な!!」


リオンがナツにかけた魔法と同じ魔法をウチにかけようとする。


「!!シルヴィア!!!」


「幻覚(ファントム)
  火の衣 (コーティング・オブ・ファイア)」


幻覚の火の衣を纏い、リオンの炎を溶かす。

“この炎はどんな氷でも溶かす”

そうイメージしたからリオンの氷だって溶かせる。


「・・・・・・手は出さんよ。グレイの戦いやしね。ま、ウチは邪魔みたいやし、ナツも気になることやしこれで退散させてもらうわ。

 グレイ、死になや」


「・・・・・・・ああ!」


村の方向へと足を向け、崖を飛び降りた。
そして幻覚で造り出した足場(弾力があるからそのまま跳べんねん)を使って村へと走った。
 

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