FAIRYTAIL
□呪われた島
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「たいへーーん!!!!」
朝、ミラが慌てたように2階から降りてくる。
「マスター!!!2階の依頼書が一枚なくなっています!!!」
「!!!」
「オウ・・・・それなら昨日の夜どろうぼう猫がちぎっていったのを見たぞ。羽のはえた・・・・な」
「ハッピー!!?」
ちゅうことはナツとルーシィも一緒・・・か。
勝手にS級クエスト行くなんて、破門になりたいんか?
「これは重大なルール違反だ。じじい!!奴等は帰り次第破門・・・・だよな。つーか、あの程度の実力でS級に挑むたァ・・・・帰っちゃこねえだろうがな」
「ラクサス!!知ってて何で止めなかったの?」
「オレにはどろぼう猫が紙キレくわえて逃げてった風にしか見えなかったんだよ。まさかあればハッピーで、ナツがS級行っちまったなんて思いもよらなかったなァ」
白々しい。
羽のはえた猫なんざそうそうおらんやろ。
「マズイのう・・・・・・・・消えた紙は?」
「呪われた島、ガルナです」
「悪魔の島か!!!!」
悪魔の島は結構有名や。
あの島に寄りつく船はおろか、海賊船やって避けて通る航路。
「ラクサス!!つれ戻してこい!!!」
「冗談・・・・オレはこれから仕事なんだ。てめえのケツをふけねえ魔導士はこのギルドにはいねえ。だろ?」
「今ここにいる中でオマエ以外誰がナツを力ずくでつれ戻せる!!?」
ガタン
予想してた通り、隣におる奴が立ちおった。
「じーさん・・・・・・・・そりゃあ聞き捨てならねえなァ」
負けず嫌いもここまで来ると天晴やな。
「ウチも行くわ。それで文句ないやろ」
「う〜む。確かにグレイとシルヴィアならあるいは…」
「マスター、それ軽くウチらを侮辱してんで。行こ、グレイ」
「おう」