FAIRYTAIL

□強く生きる為に
1ページ/3ページ

魔風壁の外へ出ると、ナツとハッピーがいつの間にかいなくなっていた。
どうやらハッピーを使ってエリゴールを追ったらしい。
紙鳥を通じて今しがたエリゴールと接触したことを確認する。


「これ…・あたしたちがレンタルした魔動四輪車じゃないじゃん!!!」


「鉄の森の奴等が壊しとってんもん。しゃあないやん?」


「弁償かぁ…・…・」


「ケッ・・それで他の車盗んでちゃせわないよね」


「借りただけよ!!!」


いや、立派な窃盗や。


「な・・なぜ僕をつれてく・・?」


腑に落ちん様子のカゲがルーシィに聞くと、ルーシィは町に誰もいないからと見当違いの答えを言う。
それに対してカゲは怒ったように敵なのになぜ助けるのかと聞くと、次にはメガティブ発言連発。


「死にてえなら殺してやろうか?」


「ちょっとグレイ!!」


「生き死にだけが決着の全てじゃねえだろ?もう少し前を向いて生きろよ。オマエ等全員さ・・」


へぇ?カッコイイ事言うやん。


ガタン


魔動四輪車が横にそれた。


「エルザ!!!」


「すまない、大丈夫だ」


「何なら代わるで?」


「必要ない」


「あっそ」


もうだいぶ魔力を消耗してんねんから無理せんと代わればええのに。
意地っ張りやなあ…


「でけぇケツしてんじゃねえよ…・」


「ひーーーっ!!!セクハラよ!!!グレイ、こいつ殺して!!!」


「オイ…・オレの名言チャラにするんじゃねえ」


エルザがまた無理をして魔動四輪車をとばす。

大事な場面で魔力不足やったらどないする気や、こん子。

ため息を吐きたくなるが何とか抑え、ナツとエリゴールの対戦を見る事にした。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ