FAIRYTAIL

□妖精女王
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「後はまかせたぞ。オレは笛を吹きに行く」


お互い睨み合う中エリゴールはそう言ってどこかへ行ってしまう。


「ナツ!!グレイ!!二人で奴を追うんだ」


「「む」」


「おまえたち二人が力を合わせればエリゴールにだって負けるハズがない」


「「むむ・・」」


スッゴイ嫌そうやけど。


「ここは私とルーシィとシルヴィアでなんとかする」


「なんとか・・ってあの数を女子三人で?」


「エリゴールは呪歌をこの駅で使うつもりだ。それだけはなんとしても阻止せねばならない」


エルザの話を聞いとんのか聞いとらんのか、ナツとグレイは睨み合ったまま。


聞いているのかっ!!!


「「も…・もちろん!!!」」


「行け!!」


「「あいさー」」


二人仲良く肩組んで行きよった。
鉄の森はその二人を追いかける。


「こいつ等片づけたら私たちもすぐに追うぞ」


「うん」


「おん」


鉄の森はウチらをやらしー目で見てくる。
それに反応したのはルーシィだけやけど。


「これ以上妖精の尻尾を侮辱してみろ。貴様等の明日は約束できんぞ」


換装で剣を取り出し、ザックザックと鉄の森の連中を斬っていくエルザ。

……これ、ウチらいる?


「エルザのすごいトコはここからだよ」


何もせずにエルザの戦いを見ていると、


「まだこんなにいるのか・・面倒だ一掃する」


鎧に換装したエルザは本気で一瞬で終わらす気や。


「シルヴィア!!お前は何を楽しようとしているんだ!!」


「……へいへい。やったらええんでしょ、やったら」


このまま全部エルザに任せようと思っとったらエルザに怒られた。
エルザ一人でも十分やのにウチがやる意味。


「舞え、剣たちよ
  循環の剣(サークルソード)」


「有幻覚(オーン・ファントム)
フレイムショット」


人差し指から幻覚の炎を出し、それを有幻覚化させて撃っていく。


「ま・・間違いねえっ!!!コイツぁ妖精の尻尾最強の女、妖精女王(ティターニア)のエルザだっ!!!」


エルザの名前はどこでも有名らしい。

一瞬で片が付き、一人の男が逃げたのでそれをルーシィがエルザに脅されて追う。
換装を解いたエルザは疲れたように息を吐いた。


「魔動四輪をとばしすぎやね。感が手魔力使った方がええんちゃう?」


「……そうだな。後はナツとグレイとルーシィに頼むしかないか」


「ハッピー忘れんといたって」


素で忘れてそうなエルザに苦笑しながら言った。
 

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