FAIRYTAIL
□総長(マスター)あらわる!
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がやがや
がやがや
今日も今日とて妖精の尻尾は騒がしい。
笑い声がいつも絶えへん明るい場所。
「ハルジオンの港破壊って記事あるんやけど、どう考えてもナツやんなー」
魔法専門誌を読みながら隣におるグレイに聞く。
するとグレイはナツの名を聞いて一気に不機嫌なりおった。
「知るか」
「なんや、えらい不機嫌やん」
ニヤニヤしながら言うと、グレイに小突かれた。
痛いやん。
「ただいまー!!!!」
「ただー」
突然帰ってきよったナツは、火竜の情報を流した奴に跳び蹴りを食らわしとった。
「お、噂をすればやん」
隣を見ると、いつの間にかグレイがおらんかった。
ま、いつもの事や。
妖精の尻尾の皆が始めた喧嘩を見ながら酒を飲む。
「ナツが帰ってきたってぇ!!?てめェ・…この間の決着(ケリ)つけんぞ!!」
パンツ一丁のグレイがナツに喧嘩を売っている。
隣を見ると、いつの間に脱いんだんかグレイの服があった。
「これだから品のないここの男どもは……イヤだわ」
カナはまさかの樽ごと酒飲みよる。
「漢なら拳で語れ!!!」
ナツとグレイに喧嘩を売ったエルフマンは瞬殺されとるし…
「まざってくるねー♡」
ロキは相変わらず女たらし。
なんや、ため息つきたくなるな。
「ミ・…ミラジェーン!!!!」
聞き覚えのない声が耳に入って声の主を探す。
そこにはミラと話す金髪の子がおった。
そん子はミラに喧嘩を止めなくていいのかって聞いとるけど、ミラは…
「いつもの事だからぁ♡放っておけばいいのよ」
と言って、頭に酒の瓶が当たって血をダラダラと流しとった。
「あーーーっ!!!オレのパンツ!!!」
「こっち向くな―!!!」
ナツがグレイのパンツを取って、グレイは真っ裸。
服を着ろ、服を。