FAIRYTAIL
□勝手にしやがれ!!
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しかしそれにグレイが納得するはずもなく。
「見損なったぞ・・・・エルザ」
「何だと?おまえまでギルドの掟を破るつもりか。ただではすまさんぞ」
グレイの喉に剣を突きつけるエルザ。
その剣をグレイを素手で掴んだ。
「勝手にしやがれ!!!これはオレが選んだ道だ!!!やらなきゃならねえ事なんだ」
グレイの手からは血が滴り落ちる。
「最後までやらせてもらう。斬りたきゃ斬れよ」
エルザにそう言い捨て、グレイはテントを出た。
そんなグレイの後姿を見てエルザはギリッと奥歯を噛み締める。
「ちょ・・・・エルザぁ〜おおお・・・・おちついて・・・・・・・・!!!」
「そうそう。グレイは昔の友達に負けて気が立ってんだよぉ〜・・・・」
ルーシィとハッピーがエルザを宥めようとしてそう言うが、エルザはギロッとルーシィとハッピーを睨む。
「エルザぁ〜〜〜〜っ!!!!」
「ナツーー!!!助けてーーーーーー!!!」
ぱさりっ
エルザが斬ったのはルーシィとハッピーを縛っていた縄だった。
てっきり自分が斬られると思っていた2人は、きょとんとした表情になる。
「これでは話にならん。まずは仕事を片づけてからだ」
エルザの言った言葉に二人は喜ぶが、
「勘違いするなよ。罰は受けてもらうぞ」
「「あい」」
その一言で一気にテンションが下がっていた。