♀リョーマin立海

□1話
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入学式も終わり、部室へ向かう切原は男子テニス部のコートの前に今朝の少女を見つけた。

赤「女子のコートはあっちだぜ」
女「あ、朝の人」
赤「切原赤也だ!」
女「そうだった。切原さん」
赤「はぁ。で、女子のコートはあっちだぜ。ここは男子。」

声をかけてみれば名前も覚えていない様子。それを見て切原から小さな溜息が零れ落ちた。

女「そんなの知ってるけど。」
赤「じゃあ何でこんなとこいるんだよ?」
女「もちろん男子の方に入るから。」
赤「は?女子が男子に?マネージャーか?」
女「何言ってんの?見てわかんない?player」
赤「いや、無理だろ」
女「何で?」
赤「お前女じゃん」

切原がそう言った途端に少女は好戦的な笑みを向けて言った。

女「じゃあ今から試合しようよ」
赤「おう。良いぜ。」

切原は少女に男子と女子の間には埋めることのできない差があるのだと勝ってわからせてやろうと思い、勝負を受けた。
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