火神君が嫌われています
□1話
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何でこんなことになったんだ。俺の信頼ってこんなもんだったってのかよ。ははっ。笑えちまうな。
***
「ユキにぃ、ショウにぃ、レオ姉、タツヤ、カズ。」
火神は雨が降っているストバス場の隅で膝に顔を埋めて泣いていた。自分が今一番会いたい人達の名を呼びながら。
体がどんどん冷えていく。意識も朦朧としてきた。静かに涙を流しながら意識を失った時、会いたかった人達の声が聞こえた気がした。
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