どりーむ
□第1話
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私は…ここに来てもうどれくらいになるだろう…外はどうなっているだろう…ハーレクイン…エレイン…元気かな…?
少女は水の中で眠っていた。彼女が30年前にここリオネス王国にある城の最深部“水の神殿”に封じられた聖女だった。
ドッカーン))
?「おーここが“水の神殿”かぁ〜」
?2「だんちょ〜ホントにこんなとこに“聖女”はいるのかよ〜♪」
?「いる!いなかったら探す!何としても“七つの大罪”に誘う!!」
?3「それにしても神秘的な所だね、だんちょ〜」
──────誰か…来た…聖騎士…?こっちに…来る…
コンコン))
?「!!居たぞ!“聖女”だ!」
?3「わぁ〜綺麗なコだね〜“七つの大罪”に入ったらボクのお友達になってくれるかなぁ…」
───綺麗なコ、だなんて…
?2「さっさと助け出しちまおうぜ〜♪だんちょ〜♪」
?「はぁぁぁ!」
バキッ))
“だんちょ”と呼ばれた人が棺を壊した。
?2「割れた!」
───まさか…この棺を壊すなんて…
ポタ…ポタ…
貴女「あ…貴方たちが助けてくれたの?」
?「ああ!そうだぜ!俺の名前はメリオダス!」
どうやら“メリオダス”は“七つの大罪”とやらの“だんちょー”らしい。
貴女「ありがとう…私はカヤ…本当は妖精王の森を護る聖女だったんだけど…聖騎士に捕まってしまったの…」