裏拍手御礼用小話格納庫

□†レプリカ
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†レプリカ



「ふっ・・・ぁ・・・将臣さ・・・あ、の・・・もう十分ですから・・・ぁんっ!」

下半身から湧き上がる快感に、思わずヒクつく腰を捩りながら。

ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てて、私の愛液を啜っている将臣さんの頭を押さえると。

「・・・ん。こんだけ濡れてりゃ、もう大丈夫か?」

将臣さんは私のソコに埋めていた顔を上げて、糸を引いている唇をペロリと舐め上げる。

「は、い・・・。あ、あの・・・私の事はそんなに気遣ってくれなくても、大丈夫です。」

こんな格好良い人に、私の恥ずかしい所をぐちゃぐちゃになるまで舐めさせるなんて。

羞恥心を感じるよりも先に、申し訳なさで一杯になる。

そもそも、今の私と将臣さんの行為は。

恋人同士のする愛があるものではなくて。

私がニセモノの神子である為の、八葉との契約なのだから。

本来なら多少痛い思いをしても、受け入れなくてはいけないくらいなのに。

将臣さんに限らず、他の皆もすごく優しくしてくれる。

「そうは行かねぇだろ。やるからにはちゃんといかせてやらないと、俺の男が廃る。」

あぁ、もう・・・。

本当にどうして、八葉の皆はこんなにサービス精神旺盛なんだろう・・・。

私を気持ち良くさせようという心遣いはありがたいけれど。

なんて言うか、その・・・。

あんまり気持ち良過ぎると、自分がえっちな子になっちゃったみたいで・・・!

この行為は、私にとっては儀式な様なものと割り切ろうとしても。

毎回毎回、そんな事はすぐに忘れさせられて。

快感を与えられるまま、よがり狂ってしまう自分に軽く自己嫌悪を覚える。

「もう少し、足開けるか?」

私がどっぷりと自分の思考の渦に嵌まり込んでいる間に、将臣さんの方はすでに私の中に入る準備が整っていたようで。

愛液を垂れ流す私のソコに、膨れ上がった自分のモノをヌチュ、ヌチュ、と擦り付け。

しっかりと濡らしながら、促すように太腿を撫で上げてくる。

「あ・・・は、はい!すみませ・・・!」

ぼんやりとしていた私は、慌てて将臣さんの腰を受け入れる為に大きく両足を開く。

将臣さんは、そんな私の頭を目を細めてくしゃくしゃと撫でると。

「・・・きつかったら、ちゃんと言えよ?」

一言告げて、一気に腰を沈めた。

グプププププ・・・!

「ひっぁぁぁぁ・・・!!」

ものすごい質量のモノが、私の中を押し広げながら最奥まで侵入してくる。

すでに、ソコで太いモノを飲み込む事には慣れているけれど。

気持ち良い所をズルズルと擦り上げられる快感には、未だに慣れる事なんて出来なくて。

太いモノをきつく締め付けながら、無意識に両足を閉じようとしてしまう。

将臣さんは根元まで押し込むと、一旦動きを止めて。

「痛くは、ねぇんだろ・・・?」

仰け反った瞬間、顔に被さって来た私の横髪を掻き揚げて覗き込んでくる。

「は、はい・・・だいじょ、うぶ・・・です・・・ぁっぁん・・・。」

思わず入れられただけでいってしまいそうになって、なんとか絶頂をやり過ごしながらも。

ヒクヒクと自分で将臣さんを締め付けて、その感触に思わず喘いでいると。

将臣さんは安心したように息を一つ吐いて、私の閉じてしまっていた太腿をグイッと押し開く。

「我慢しなくても、好きな時にいっていいんだぜ?」

グリュ・・・!!

「ふっ・・・ぁっぁぁ・・・!!」

私が痛みを全く感じていないと判断した将臣さんは。

一度最奥を突き上げてから、そのまま大胆に腰を使い始めた。

パチュ、パチュ、パチュ、パチュ・・・!!

「んっんっんっ・・・ぁっぁぁぁんっ・・・!!」

私の膝の裏を押し上げて限界まで開かせながら。

腰を波打たせるように滑らかな動きで、太くて長いモノを出し入れする。

ヌチ、ヌチ、ヌチ、ヌチ、ヌチ、ヌチ・・・!!

「ぁっ・・・はぁっ・・・んっぁ・・・ふぁぁぁ!!」

気持ち良い所を擦り上げられる度に、私はビュク、ビュク、と愛液を噴出して。

頭の中ではフラッシュがたかれているかのように、チカチカと真っ白い光が点滅する。

丸めた足の爪先を突っ張らせ、ヒクン、ヒクン、と跳ねさせている私に。

将臣さんは容赦なく、さらに追い込むかのように激しく腰を振り立てる。

やがて。

いつもみたいに何も考えられなくなって、私が涎を垂らして腰を痙攣させるだけになると。

「・・・っ。そろそろ、出すぜ?」

軽く息を乱しながら、ぶるぶると痙攣している私の太腿をグッと押さえつけて。

グリュッ!!

「ひっぁぁぁぁんっ!!」

先端を一番奥に突き入れて、熱くてドロドロとした液体を私の中に注ぎ込んだ。





「なぁ、お前さ・・・たまに逃げ出したくなったりしねぇか?」

儀式が終わった後。

将臣さんはボンヤリと月を見上げながら、突然そんな事を聞いてきた。

「白龍の神子の代わりって言えば聞こえはいいけどよ。毎晩、好きでもねぇ奴に抱かれないといけないんだろ?」

他人の代わりになってそこまでする価値があるのか、と。

でも。

それでも。

「わ、私は・・・ニセモノですけど・・・。でも、ニセモノにだって、守りたい物があるんです・・・!」

私も同じように月を見上げながら、珍しく語気を強めて言い返すと。

「・・・だな。俺もこの世界じゃニセモノになっちまってる。」

「有川将臣って存在はそこには無いんだけどな。ただのレプリカとして必要とされているだけだとしても。」

「それでも、守ってやりたい奴らがいるんだ。」

将臣さんはふっと笑って、私の頭をくしゃくしゃにしてくる。

「ずっと一緒にいられる訳じゃねぇけど、傍にいられる限りはお前の事も守ってやるよ。」

「ほら、さっさと寝ちまいな。お前が明日寝不足だったりしたら、他の奴らに何言われるかわかんねぇし。」

私の頭を撫で繰り回した手で、そのままグイッと私の頭を自分の胸に押し付けると。

将臣さんはゆっくりと瞳を閉じた。





例え、レプリカでも。

この想いだけは本物だから。

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