もう一人のドリームナージャ 1 (序章編)

□第7章 ターゲット
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黒い影がハーコート侯爵家の庭で動いていた。その影は小さかったが俊敏だ。
「へー変わらないな。」
影はしゃべった。
「あの子たちもこう青年になっているころかもしれないな。」
と影は寂しげに言う。すると影はなに小さな瓶を取れ出した。そして、ふたを開けて地面にたれ流した。液体はみるみるうちに人の形になっていく。
「今日は、どうしますか。」
その液体がしゃべり答える。
「今日は、強い心の持ち主にしようかな。そうナージャ・プレミンジャーにしよう。ただし、一緒にいる双子には手を出すなよ。あと、種をまくのも忘れずに」
と影が支持すると液体が答える。
「承知しました。ご主人様!」
しゃべる液体が、いなくなると同時に影は、ニンマリと笑った。
「今のうちに楽しむといい。ナージャ・プレミンジャー。」


そのころマコは、屋敷の中で迷子になってしまった。闇が深くなるたびに不安が募る。
(ああもうこんなに暗くなった。ナージャを早く見つけないと)
マコは、方向音痴であったために何回も同じ場所をぐるぐるしていた。
(もうあったまくる。これじゃあナージャのところにいけない気がする。)
その時だ、舞踏会の会場の方から黒い影が出ていくのを見た。マコは、舞踏会の会場にいくと舞踏会の会場はアレがもうまかれていた。ナージャのところに行く前にここにある種から始末しないと。
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