*キン肉マン
□私の子猫ちゃん
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一人暮らしをはじめて約三ヶ月、
アルバイトの仕事も安定し、決して多いとは言えないが友達もできた。 まぁ、この新しい生活も悪くはないと思う…。ただ一つを除けば。
「プルルル プルルル」
『はい、アサリです』
「よおアサリ、今から俺ん家に来れるか?」
電話から聴こえる声で、すぐに彼だと分かるようになるほど 彼は身近な存在だ。普通の人にとっては遠い存在なのだが、私はどうってこともない、むしろ当たり前って感じ。
『分かった、多分15時くらいにはつくと思う』
「じゃあ待ってるぜ」
『うん』
身だしなみを整えて、家からでれば 空は驚くほど青く気持ちが良い。腕時計をみれば針は2時43分を指していた 彼の家はそんなに遠くないこともあり、歩いて行くことにした。