毒舌芸人が恋人です。

□押し切り男子
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チュッと優しく口付けて、俺はチェストからゴムを取り出し、素早く大きく反り返った自身に装着した。



それを自ら着けるだけで、我慢汁が滴りそうだ。



それから、るいの秘部に自身を当てがい、ぐっと挿入した。



「んん…っ」



「…くっ……」



さっきイったばかりなのに、るいの中は俺をギュウギュウと締め付けた。




るいは俺を深く呑み込み、どんどん蜜を溢れさせる。



るいの中は俺を受けいれ、絶頂へと導こうと波打っていた。




ズチュッ ズチュッ ズチュッ



やばい…



何んだこれ…



すっげえ…気持ち良い…



「…はっ…くぁっ」




パンパンパンパンパンッ!!




俺は夢中で腰を打ち付けた。




「あんっ…あっ!…あぁ」




るいの中が更に強く締め付け始め、絶頂が近い事を告げている。




「あっ!だめ、またイっちゃ……っ…あぁ!」




「ん!…くぁっ…!」




るいが達した事による痙攣で、俺のは締め上げられて絶頂を迎え、るいの中で射精した。















隣で眠るるいに布団を掛け、俺は投げ出された玩具を拾い上げる。




まだそれにはるいの蜜が付いたまま、厭らしく光っている。




あのるいが、まさかあんなに乱れるとは…




玩具を手の中で弄びながら、自然と頬が緩んでしまう。




やっぱ偶にはガンガン押してみるもんだな。




久しぶりに潮なんか吹いたし…




これからは拒否られてもガンガン押してやろ。




嫌われない程度に。




だけど…




一度あの快感を味わってしまったら…




るいだって、もう拒めねえかもな…




俺は眠るるいの白い頬に口付けた。




俺だけのその寝顔に、俺の疲れとかそういうもんは全部吹き飛ぶ。




たまらなくなり、その体に抱きついた。




るいは抱き心地も最高。




元気を与えられる。




俺より少し高い体温が心地いい。





目が冴えてしまった俺は、リビングに戻り、テレビをつけて、日本酒を取り出した。




ちょうどやっていた自分の深夜番組を見た。




なんだろう。




1人で呑んでいるのは同じなのに、隣の部屋に#るい#が寝ているだけで、酒の味が違う。




数十分経った頃、寝室でゴソゴソと音がした。




床に脚を着く音がして、るいがティーシャツ姿でリビングに顔を出した。




扉を掴み、こちらを見ているが、なんとも恐る恐るというか、恥ずかしそうというか、少なくとも心地の良さそうな顔ではない。




「どうした?」




俺は酒をすする手を止めて、るいを見た。




「…ヒロ…引いてない?さっきの。」




さっきのと言えば、間違いなくさっきの行為のことだろう。




るいは寝室のドアの前から動くことなく、距離を保っている。




「なにが?なんも変なことないじゃん。」




俺は笑って言った。




「…本当に?なら…いいや。」




るいはあっさりと納得して、リビングに出てきた。




そのティーシャツの裾からスラリと伸びる脚が綺麗だった。




それを見て、酒を一口飲み、言いようのない至福を感じた。




「なに?ヒロのテレビ?」




るいは自分のグラスを持って、俺の隣に来た。




「うん、見たことある?」




俺は酒をつぎながら聞いた。




「……」




るいは黙って、一口飲み、黙って遠くを見た。




「いいよ、見たことねぇなら、はっきり言えば。」




沈黙を決め込むるいが面白くなって、俺は笑いながらそういった。




「いや!1、2回は見たことあるよ。」




するとるいは弁解するように言った。




「あ、そう…感想は?」




「…ひろいきさん、…楽しそう…」




絞りだしたような言葉にニヤニヤしながら頷いた。




「まあ1回見て、また見たいほどじゃねえと。」




「また、そうやって!ヒロは本当に意地悪だよね!」




「さっきはそれで喜んでただろ。」




「っ…もう、やめてよー。」




泣きそうな顔のるいを見ていると、まだまだこのまま話していたいと思わされた。




おわり
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