それでも毒舌芸人が恋人です。

□妄想と現実
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るい、早く帰ってきて…


海外で仕事をしてるるいの弟が一時帰国して1週間、るいはずっと実家に帰っている。


家族団欒が楽しいのはわかるし邪魔するつもりはないけど、仮にも、もう、婚約者なんだから、1週間もほっとくなんて。


連絡してもあんま返ってこねえし。


こっちは仕事で死にそうになってるっていうのに、るいに会って、話して、抱き合って、それだけで俺は、元気になれるのに。


明日も仕事か…辛ぇ


るいを抱き締めたい。


最後に会ったのは先週末、夏が近づいて薄着のるいの体のラインがくっきり見えて…裸体よりえろく見えたな…


ドクン


あ?


ドクン


ちょっと妄想膨らましすぎたかも


こっちも膨らましすぎだな


冷まさなきゃ


えーっと…


ドクン


いや…だから…


ドクン


え、え、え…


なんかどんどん興奮してる…


ヤバイ…


ちょ…本当に立てない


いや、勃ってるけど、立てない…


だめだって…


―――あ、ぁん…


あぁ…駄目だって…


―――ヒロ……やだ…


だめだめ、本当に、勘弁…っ



―――も…おね…が…いっ…あっ


駄目…だって…



ドクンドクン


ドクンドクン


―――あぁぁぁ!やぁぁっ…ん!



もう、無理だ!我慢、できな…


俺は、ズボンを下げ、有り得ないくらい勃ち上がってる自身に触れた


ビクン…


マジか…


ドクドク言ってる俺のもの



「ハァ…ハァ…ハァ…」


俺は上下に扱いた


―――あっ…あっ…はげし…


「ハァ…ハァ…るい…」


ーーー激しくされんのが好きなんだろ?


―――やっ…いじ…わる…



「ハッ…あぁッ……」


普通なら出ないような大きな声が響いた。


ーーーなに言ってんの?凄い締め付けだよ?


―――やぁぁ…もぉ…やめてっ…



ーーーこんなにして…



頭の中でるいを犯し、


その妄想通りに握る手に力を込め、


より快感を求めて彷徨った。


自分の先走りの汁のおかげで


滑りは良くて


本当にるいの中に挿れてるような気分になった


部屋には俺の荒い息と漏れる声が響いた


―――やっ…ヒロ…もう…


ーーー俺も…イく


―――一緒に…イこう…?


ーーーああ…くっ…


あと一回扱いたら、イくという瞬間


ガチャ、ギー


「ヒロ、ただいまー」


柔らかい、るいの声


「えっ…ちょ…待って…入ってくんな!」


必死で止めるも虚しく


「えー、なんで…きゃっ…」


俺を見て顔を赤くするるい


そのるいの声と顔を見て


「…うぁっ…」


俺の先から白濁液が噴き出した


「ハァ…ハァ…」


達しても俺のものは硬さを失わない


なんなんだよ、コレ


たった一週間触れてなかっただけなのに


俺の手も止まらなかった


妄想も


声も


「ハァ…ハァ…るい……」


「ちょっと、ヒロ…」


るいを見ながら自身を扱く



俺の醜態に、どんどんと赤みの増するいの顔


口元を押さえて、時折視線を逸らす。


「ハァ…ハァ…ぅぁ…」


今の俺は、るいにこんな姿を見られているというのにも興奮する



「ハァ…ぁっ…るい…」


「ヒロ…」


るいが俺に少しずつ近づいてくる。


「くっ…んなっ…」


俺は声を絞り出した。


「っ…」


るいが歩みを止めた。


「今来たら…めちゃくちゃにしそうだから…」


こんな俺の欲望だけで


るいを抱いたら…


「でも、ヒロが…」


るいは、言いながら俺を抱きしめた


「私は平気…だよ。」


ドサッッ


俺はるいを押し倒した。


「いつもみたいに手加減…できねえよ?」



こうして、待ってるのも辛いくらいで、


「うん」


るいは恐る恐る頷いた。


「本気で嫌がっても、やめてやれねえかも。」


「いいよ」



「はぁ…」


俺はため息をついた。


るいって…



ばか…


「本当に怖くなったら、この電気スタンドで俺の頭、思いっきり殴っていいから、たぶん気絶くらいはする。」


至って本気だ。


「そんなことできるわけ…」


「わかったな?」


俺はるいの下着を下げて、解すことなく自身を捻り込んだ。


ずぷっ


「あぁぁぁっっ」


「くっ…」


解していないソコは初めてのように狭かった


ずちゅぐちゅじゅぷ


最初から全速力で腰を振る


「やぁぁぁっぁっぁぁ…」


るいは涙を流しながら喘ぐ


ずちゅずちゅじゅぷん


俺はるいの秘部には触れてないのに、そこには最初から蜜によって潤っていた。


「はぁ…俺の見て感じた?」



「やぁん…ちがっ…」


否定しながらもおれ自身を締め付ける


「ココはそうだっつってるよ?」


そう言って秘部の突起をグリグリと円を描くように刺激した


「やっあぁぁぁぁぁぁっ!」


俺より先にるいが達した


でも今日はるいが何回イってもやめらんない。


るいが壊れても


俺が壊れても


やめない


ずちゅぐちゅぐちゅ


「やっ…あっ…あっ…」


るいの喘ぎ声がさらに興奮を助長する。


「はっ…はぁ…はぁ」


ずぷっずぷっ


「あぁん…はぁ!」


るいが切なそうな顔をした。


その顔がえろくて。


どぴゅっ


るいの中に精液を注ぎ込む。


それでも、律動は止められない。


「あ、あっ…もう、だめ……ぇ」


俺は狂ったように、腰だけを運動させ続け、るいの腰に何度も打ち付けた。


「マジ…とまんないんだってっ…」


ずちゅずちゅじゅぷ


「あぁぁ…ヒロ…こわい…」


「ごめんっ…」


ずちゅずちゅじゅぷ


怖がらせてるのに体が止まらない


「ちが…ヒロじゃ…な……ああっ」


るいが泣きながら喘ぎ喘ぎ告げる


「体が…すごい…感じてるっの!…」


ぐちゅぐちゅぐちゅ


無茶苦茶な責めにるいの許容を超える快感が押し寄せてる。



「ヒロ…あぁんっ…もっとぉ……」


るいが俺の腕にしがみついた。


俺を求めてくるるいに


俺を締め付けるるいに


おかしくなりそうだった。


「あっぁぁぁあぁ……イくぅぅ…」


「俺も…もう…」


ずちゅずちゅ


ビクッビクン


俺たちは同時に達しながらも


行為をやめなかった。



気がつくと、繋がったまま気を失っていた


「ぅ…」


るいから自身を引き抜くと、中からドロリと溢れ出た


るいの蜜と俺の液


どんだけヤってたんだ?


などと考えながらるいから溢れる液を舐め取った


「んぁ…」


感じてしまったのかるいが目を覚ました


「ひ、ヒロ!」


あせって俺の頭を離そうとする


「まっへ、もーひょっほらから…」


「いやっ!そこで話さないで!」


綺麗に舐め終わってから顔を話すと、るいは真っ赤になりながら足を閉じた


「もう、やだぁ…」


「腰いてー」


「そりゃ、あんだけしたら。」


「年甲斐ねえな、俺。」


「まあそれは、今に始まったことじゃないけど…」


るいが呆れたように俺を見た。


「ばーか、それはるいが俺を興奮させっからだよ。」


「あーあ、もうびっくりしたぁ」


るいは身体を起こした。


「るいが、一週間も連絡しねえから。」


「ちゃんとメールに返信してたじゃん。」


「たまにな!」


「なんかLINEに慣れちゃって、メールの返信、面倒でさ…」


「るいまでそういうこと言う?」


俺は寝転んだまま、るいの腰のあたりに触れた。


「…ごめんね、放ったらかしにして。」


るいの細い指が優しく頬に触れた。


「自覚ありが一番良くねえぞ。」


「家族みんな集まるの久しぶりだったの。」


「わかるけど。…俺のこと、忘れないで?」


「一瞬も、忘れたことないよ?」


「あぁ、すげえすっきりした。」


「まったく…ほどほどにしてよ。」


「していいって言ったのるいだけど。」


「ばか。」


額をコンと突かれた。


俺はすっと身体を起こして、キスをした。


反射的に目を瞑ったるいの顔は、俺の脳裏にしかない、特別な表情。



おわり

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