短編夢小説
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※相手は第十七極東管理区の方の徹です。
「……」
「ねぇねぇっ!徹っ!一緒に帰ろっ?」
「まぁ…、いいけど」
ホントに仲いいなぁ、あの二人。
まるで、恋人同士みたい。
徹に四六時中アタックしてる鏡華ちゃんは、言うまでもなく徹が好きなんだろうな…。
私だって徹が好きだけど、自分に自信が無くて踏み切れない。
…いっそ鏡華ちゃんみたいに徹に熱烈アタック出来ればなぁ………。
「……はぁ………………」
「ナル、どうしたんだ?珍しく溜め息ついて」
「わぁっ、徹っ……。……鏡華ちゃんは?」
「ナルと話したいって言って、来た」
「……何で?」
「なんかナルが元気無いな、って思ったから」
「……好きな人のこと、だよ」
「へー、大丈夫だろ。ナルの事振る奴なんて、居ないだろ」
「私の好きな人は徹だよ」
「は!?え、ちょ、ほ、本気か!?」
「って………、言ったら?ていうか、徹焦り過ぎ」
「あー…、なんだ冗談か。何て事言うんだよ!無駄に焦っただろ!!」
「へっへー!」
私が貴方に言った「好き」。
これは、冗談なんかじゃないよ。ホントの事。
いつか、素直に言える時が来るのかな……?
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2015/05/18 fin,