短編夢小説
□集中なんて、出来ません。
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「うぐぁぁぁ……」
「おおよそ、女子とは思えない声だな」
「だって、分からないんですよ!?」
今は、烏丸先輩に勉強を教えてもらっている所。
でも…………
「いーから、とっとと集中しろ」
いや、無理です。
好きな人が目の前に居るんですよ?
これで集中なんて、出来ると思っているんですか??
激しく謎。
「……もしかして、俺がいない方が集中出来るか?」
「あ、はい。是非そうしてください」
「10分くらいで戻るからな。そのときまでに終わらせろよ」
「はーい………」
そういって先輩は部屋から出ていった。
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それから、10分くらい経った時。
「終わったか?」
「あ、はい」
「ふーん、頑張ったな」
先輩はそういって、コンビニの袋を私に渡した。
「ん、ご褒美」
「あ!!ホームパイ!!ありがとうございます!!」
「……そうか」
好きな先輩からのご褒美は、とても嬉しかったです。
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2015/05/07 fin,