10/16の日記

01:30
アンスタ♀ノダンセイムケナオハナシ
---------------
私が九歳の頃、深夜に父さんに連れられて大きなお屋敷に入った。
廊下を進んで、地下に入って…大嫌いな父さんの手すらすがりたくて、ギュッと握っていた。
あの時の父さんの一瞬見せた娘への申し訳なさそうな顔は、もう見ることはないんだろう。
地下の更に奥に辿り着くと、大きな座敷牢があって、そこには

裸の、たくさんの男の人がうごめいていた

今なら全てがわかってしまう、けれどその当時は何にも理解できなかっち私が、尚目をこらすとーー

私とおんなじ位の年の、水色の髪をした裸の女の子が、その中に埋もれるようにいたのだ。

そこは臭くて、汚くて、暗くてーー男たちは「生き神様」を連呼してやまなくてーー。
そんな中で、その子だけが異常な程綺麗だった。
それが、私、『羽風薫』と『深海奏汰』の出会いだった。
その後、私も服を脱がされて、真っ白な着物を着させられて、その牢の中へーーそこから最中のことは鮮明に覚えてない。痛くて辛くて、『巫女様』と言われたのだけ覚えてる。

九歳というのは、奏汰ちゃんのお家の宗教で神聖な年齢だ。生き神様と同時期、または後の年に九歳になった子を持つ宗教内で力のある家は純潔であるその娘を捧げ、信者は娘と生き神様の中に普段の善事、悪事を全て返す…ようは集団で犯すことに他ならないけど。事で浄化されるのだという。娘と生き神様は汚れることのないから大丈夫なんだそうだ。初めて聞いたとき、何、それ。としか言えなかった。
姉さんも兄さんも、父からは守ってやれるがこればかりはどうしても守ってやれなかったと、私が帰ってきた時に涙ながらに謝罪されたのを覚えてる。
私達と同時期に九歳になった子はもう一人いるけど、その子のお家は低級(らしい)だからその子は普段の怨の捌け口…まあ暴力ってことかな?に使われたらしい。いっぱいいっぱいで、知らなかったけど。
風馬ちゃんも、九歳の時捧げられた。黒髪と金髪の巫女と、水色の髪の生き神様。
そんな大層な名前の実際は只の九歳、十一歳の子供に大人が性を注ぐ姿なんてーー考えただけで、吐き気がする。

まあとにかく、それは今年度まで、約九年間、週に一、二回の頻度で続けられた。今は、一旦止まっている。【厄年】だからで、この時は悪事を溜めておいて、次の年度以降にそれを全て捧ぐらしいーー私と、奏汰ちゃんと風馬ちゃんに。
つまり、一年分の暴力と性が飛んでくる。死んでしまうだろう、きっと。
だからね、私は好きに生きる。今は幸福かと聞かれたら、まちがいなく幸福。生きていたいかと聞かれたら、当たり前と答えるだろう。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

01:01
アビス
---------------
久しぶりにアビスやってガン泣き中のババアがこちらです。ルークに感情移入したら途中から泣くなんて分かりきったことをしてしまって前が見えねえ。ええ…七歳…七歳…
けどアビスのPTメンバー好きなんですよ。たまにクソやな!?って思うこともあるけどそれ含めてラストでいろんなもんが決壊する。

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ