□i'm not fool
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「 もうやだよ 」

部屋で ついひとり言


「 、、、 」




i'm not fool




名無しさん ぼくの好きな人

ぼくの彼女



最近すごく変でね

他に人ができたかな



疑問が 確信にかわったり
少しの気がかりが大きな痛みになったり

僕は人に冷めやすくて
だから名無しさんのことも さっさと嫌いになって、忘れたかった
この痛みも楽しかった思い出も 全部忘れてしまいたかった

そしてすぐ仕事をして 僕は光の中笑ってるはずだった

なのに、なのに なのに




ー カチャリ




帰宅した君に どんな目を向けよう どう話をしようか
姿勢を正す僕がいる

目の前の君が愛しくて 大切を感じる

幸せにいられたら どれだけいいか
ただそれだけのことなのに

ジンと心が締め付けられて すごく乱れる



「 おかえり」


らしくないくらい、 本当に好き



「 名無しさん、」


僕と話をしよう



「 昨日の夜なにしてたの?」



いい加減に僕を愛さないで



「 電話切れてたみたいだけど、」



お願い



「 どこにいたの?」



君に向かう言葉



「 メール一つも送れなかった? 名無しさん?」



僕の言葉



「 誰と、 なにしてたの ?」



とまらなくなって



「 全部はなして 」



名無しさんの返事が曖昧になって



「 嘘つかないで 」



君を否定する痛みに逃げる



「 全部知ってるんだよ 」



目をそらさないで



「 名無しさん、」



僕は馬鹿じゃないよ



「 分かってるでしょ、」



僕は馬鹿じゃない




いくつの嘘を君は重ねたの



何度僕のことを思い出した?




どうしてこうなったの、



幸せだった記憶が溢れて



立っているのも苦しくて



守りたかった君の顔が暗くなる



守りたかった背中が離れてく





「 名無しさん、 」



怖い、



「 名無しさん、 行かないで 」



お願い、



君の手を引いて抱きしめる


お願い




「 名無しさん 」


君を呼ぶ声が震えてる



心があたたかくなって 涙があふれて




情けない ぼくの気持ち



「 、 、 」



尽くしてあげなければよかった



悪い男になればよかった



「 ひとりに しないで」



失うのも怖くなった


名無しさんが 好きなんだよ その気持ちだけで




「 一緒にいて、」




甘い君の香りを抱きしめる 僕はまた




ばかじゃないよ







きっと ばかじゃない














end






女の子のお返事はなくしました!
(ドラクエ的な感じで)ご想像におまかせします。

Foooolの歌詞を聴いた時軽い衝撃を覚えたので書きました^ ^











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