singer

□酒は呑んでも呑まれるな
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どうしてこうなった。落ち着け夏代孝明。
「ねぇ〜、なつひろぉ。」
お酒が回って呂律が回らない様子のいぶ。今日は、俺の家で酒を飲んでいた。いぶは弱いから普段余り呑まないのに。今の彼は、べろんべろんだ。顔が真っ赤に火照り、潤んだ瞳に薄くあいた唇が酷く官能的だ。しかも、あろうことか胡座をかいていた俺の上に乗って正面から抱き着かれている。やばい。これは非常によろしくない。
「い、いぶちょっと離れて」
そう言ったのがまずかった。
「なんれぇ?ひくっ、な、なつしろ 僕のこと きらいなの?」目を潤ませ訴えるいぶ。不謹慎にも可愛いと思ってしまう俺はべたぼれだ。
「そうじゃなくて、」「じゃあなんで?」
あぁもう、俺の自身がヤバイ。これ以上そんな熱のこもった目で見ないでくれ。
「いいから、じゃないとヤバイ」
「…」
そう言うと大人しく離れるいぶ。しかし安心したのもつかの間、何を考えたか急に俺のスボンからベルトをカチャカチャと抜き取りチャックを下ろし始めた。
「は?!ちょ、いぶ何してんの?!」
「だまっててよ んっ」
俺の下着を下にずらし先ほどから緩く立ち上がっていたそれを小さな舌で舐め始める。
「ちょっいぶホントに駄目だって!」
俺の制止の声も虚しく、懸命に舐め続けるいぶ。
「んっ、なつひほ きもちい?」
「ちょっ、そこで喋んないで。」
「んっ ふあっ」
ヤバイ、ちょっとマジでヤバイ。その真っ赤な舌とか、白いうなじとか、漏れる声がえらく扇情的で、
「んっ、なつしろ いきそ?」
すると先端を舌でぐりぐりと抉られ、キュッとすぼめられた
「いぶ っ、出るから」
どくんっ、
軽い振動と共に放たれる欲。
しかし、あろうことかいぶはソレをコクりと喉を鳴らし飲み込んでしまった。
「ちょっ、いぶ?!ペッしなさい!」
しかしいぶはふるふると首を横に振った。顔を上げたいぶの唇の端からは俺の放った精液を溢して、一本の筋が出来ている
「ん、だいじょーぶ」
ギュッと俺の服の端を掴んでくる。あぁ、可愛い。反則だ、俺は悪くない筈だ。これは可愛い恋人からのお誘いなんだから。男ならそれに応えるべきだろ?そう考えた俺の行動は早かった。
「なつしろ?え、ひゃあん!?」
ぐいっと持ち上げいわゆるお姫様抱っこでベッドまで運ぶ。
ドサッとやや乱暴にベッドに下ろす
「なつしろ…」
「ん?」
ぎゅうう
「はやく ちょーらい?」
たどたどしいその口調には熱のこもった期待が込められていて、もう限界だ。いぶのズボンからベルトを抜き取り、ズボンを脱がすと、ソコにはテントを張っていて苦しそうだ。
「ねぇいぶ、ここ、こんなにしちゃってホント淫乱だなぁ?」
「あっ、ちが ああっ!」
ピンと指で弾くと一際高い矯声が響く。
「ははっ、こんなに濡れてるけど」
「なつしろっ、やだ んんっ」
唇を塞ぐと漏れる声に俺の自身が反応する
ベッドサイドに置いてあったローションを取り出して指に塗り、いぶの後孔にゆっくりと入れていく。
「ああっ や なつしろぉ」
まだ一本でこれなのだから、増やしたらどうなるだろうか。ふとした好奇心が芽生える。今までいぶが嫌がっていたので行為をするのは初めてだ。
「いぶ、増やすよ?」
そう言いながら指を増やしバラバラと動かす。
「ひっ、きゃうぅっ」もう指だけでぐずぐずないぶ。しかし俺はまだ苦しいままで、指をずるりと抜き取り俺の自身を後孔にあてがう。
「ひっ…な つしろぉ」
あぁ止めてくれ、なけなしの理性は既に崩れそうで、優しくしなければと思うのに。
自ら足を開き、後孔を広げ
「は、はやく なつしろの ちょ だい…」
なんて言うから理性なんてそこには存在しなくて、ただ俺の欲望だけが勝っていて。
いぶの白く細い足を持ち上げ、ぐっと中に入れていく。
「あ あっ ひうぅっ」
いぶの中がうねりながら絡み付いてきて、余りの気持ちよさに意識が持っていかれそうになる。
「え あ ひゃあんっ!」
ある一点を掠めるとビクンと跳ねるいぶの細い身体。
「なに?いぶ そこ 気持ち良いの?」
我ながら意地悪な事を言うものだ。案の定いぶは黙り込む。しかしその顔は苦しそうで、俺はそれまで激しかった律動を止めた。
「な なつしろ、なんれぇ?」
「だって気持ち良くないんでしょ?」
「ち ちが…」
うるうるとした目で此方をじっと見つめてくる
はやくイきたいのか腰をゆらゆらと動かし膝頭をすりすりしている。
「ねぇいぶ。気持ち良い?」
今度はゆっくりと問いかける。
「あ、 気持ち からぁ はやく」
「なに?いぶ」
「うぅっ」
「ちゃんと言わないと分からないけど」
「い せてっ」
「しょうがないなぁ」
再び律動を再開する。
「あ ああ いい きもち い あっ」
「っ…!」
限界を感じで律動を早める
「ひゃあっ やあっ」ガツガツとした振動が伝わる
「な つし い、イクっ」
「ん、俺もヤバイ」
律動と共にいぶの自身をいじってやれば、大袈裟なほどにビクビクとなり、欲を放った。いぶがイク時にキュッと後ろが締まり俺もいぶの中で果てた
ズルリと自身を抜き出すといぶは疲れたのかすぅと寝息をたてていた
「好きだよ、いぶ」
チュッとキスをすると気のせいかいぶの頬が緩んだ気がした
「んっ…」
腰に違和感を感じ眠い目を擦り、むくりと起き上がる しかし、自分は何故か衣服を纏っておらず、それどころか隣で寝ている恋人も上半身裸である。
(…えっと、確か昨日はなつしろと呑んでて、それから、)
嫌な予感がする。
ゆさゆさと寝ている恋人を揺すり起こそうとするが一向に起きず、
「んー、いぶ」
と、ぎゅうと抱き締められた。すぅすぅと寝息を立てる恋人にやってしまったと思った。
(最悪…なんか緊張してあんな呑まなきゃ良かった)
昨日の自分の恥態を思い出し、思わず顔が熱くなる

(…コレからは気をつけなければ)
しかし、昨日の恋人の熱のこもった目を思い出し、思わず頬が緩み、まぁ良いかと思ってしまった
fin


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