singer
□ふわふわ、ふわり
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俺の恋人は何と言うかふわふわしている。物理的にではなく、雰囲気？というか。ほら、今だってそうだ
「KKさーん、ねぇ、雪だよ！雪！すっごい綺麗！」
「ゆりんクンのが綺麗だよ」
なんて、我ながらクサイ台詞。しかし
「…ば、馬鹿じゃないの////」
なんて、強がり。目の前の彼は窓の方に視線をずらしたが、その首は真っ赤で思わず笑ってしまった。
「ははっ」
なんて可愛いのだろう､愛しいったらありゃしない。好きだ、彼のいるこのふわふわした空間が愛しい。
「KKさん､寒い…」
そう言って抱き着いてくる。
「どうしたの？ゆりんくん」
ぎゅうぅぅっ
「すき…」
ああ、降参だ。いくらふわふわしてるからって舐めちゃいけない。こうやって、ふとした時に爆弾を放ってくるんだから。