singer

□ああ もっと聞かせて
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まふまふは普段喧しいクセにヤるときは声を出したがらない
初めは恥ずかしいのかと気にしなかったが、顔を真っ赤にしながら手で口を塞ぎ必死に声を抑えている所を見ていると気持ち良くないのかとか苦しいだろとかあげくには申し訳なくなってくる
今だってそうだ自分の下で顔を真っ赤にさせて声を抑えているまふまふ
「まふ、声出して?」
なるべく優しく聞いてはみるのだがなかなか声を出したがらない。事が事なだけにあまり無理強いはしたくない そう、思っていたその日までは

ある日俺の家で酒を飲んでいたときだ
「…そらるしゃん」
「?どうした まふ、「ぼ、僕のこえ聞きたい でしゅか?」
酔っているからか呂律がおかしい
「まふ?何言ってるの ほら水」
そう言うと泣きそうな顔をして急に顔を近付けてきたと思ったらキスされた
「ふっ…んっ 」
くちゅくちゅとお互いの舌が絡み合う
「うぅ そらるさんっ えっ、えっちしましょ?」
「…」
ビックリした。不意打ちだ 思わず顔が熱くなるのが分かった
「はやく、そらるさんの ちょうらい?」
ああ、もう可愛すぎるだろ それを聞いて完全に理性のたがが外れた

「あっ、ふぅんっ や あ」
何時もの叫ぶような高音じゃなくてイヤらしい声で喘ぐまふに思わず興奮してしまう
「はっ まふどうした?」
「…」
?急に黙り込む まふまふ
「まふ?」
「お 可笑しくない でひゅか?」
「何が?」
「…ぼくの、こえ」
ああ そんなことを気にしていたのか
「まふ 聞いて? まふが何考えているか分からないけど 俺にとってまふが一番可愛いから」
「…ほんとぉ?」
「だから、気にしないで まふの全部見たい」
そう言ったら顔を真っ赤にしながら
「…ばかぁ」
なんて言うから中に入ったままだった自身に熱が集まるのが分かる
「ひゃあん!な、何でおっきくなんのぉ?!」
「…あんまり可愛いこと言わないで 」
もう余裕なんてない あるのはまふをぐちゃぐちゃにしたいという思いだけ
「ひぁぁ あっ」
ガツガツと勢いに任せて突き上げる
「あ あ そらるさんっ すき すき」
うわごとのように好き好き言うまふが可愛すぎてそのあと何回もヤったのは言うまでもない

君の声に左右されるなんて誤算だ

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