singer
□それは誰に言うまでもなく
5ページ/5ページ
「ううっ、ど、どうすんのさぁ、これ////」
何食わぬ顔のluzくん。
何も落書き出来なかったのは言うまでもない。
すっかり日も暮れてきた頃。
「そ、そろそろ帰ろっか?luzくん。」
「そうだね。送ってくよ。」
「うぇっ?!い、良いよ、別に////」
「良いから、行くよ。」
「あ、はい////」
ドキドキして、何時もより短く感じた帰り道。
(あーあ、もう終わりかぁ…)
結局家まで送ってもらった。
「あ、ありがと、luzくん。その、楽しかった!あと、えと…」
「?」
「だ、大好き!…です。」
顔が熱い…でも、言いたいと思った。
「…kainくん」
「へっ、ふ、んあっ////」
急にキスをされて、膝がガクガクする。
「うあっ、んんっ」
長い長いキスからやっと解放される。
「はあっ、んっ、はあっ」
呼吸が苦しくて生理的な涙が滲む。
「わっ、と。ん。大丈夫?」
立っていられなくてluzくんにしがみつく。
(ズルいよ、こんなときばっかり、優しいなんて////)
「僕も、」
「へっ?」
「僕も、好きだよ。」
そう言ってふわっと笑ったluzくんに尋常じゃないくらいドキドキしてしまった。
「おやすみ、kainくん。」
チュッ
おでこにキスをされて、luzくんは帰ってしまった。
へたり
「ズルい…////」
ポツリと呟いた声は鮮やかな群青色の空に吸い込まれてしまった。
初めていっぱい書いた(笑)終わりが見えなくて焦りました。
リクエストお待ちしてます