singer
□それは誰に言うまでもなく
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非常に面白くない。
するともう注文は終わっていたようで。
「…どうしたの?そんな顔して。」
「へ!?いや、ごめん」
(言えるわけないじゃん!嫉妬してました、なんて。)
それから数分して、注文したパフェがきた。
luzくんはチョコレートのパフェだった。
「あ、おいしい。」
美味しさのあまり顔が綻ぶ。
(luzくんのどんな味だろ…)
でもここで頂戴なんて言うのは気が引ける。というかまず断られるだろう。
ジーっと見ていたのに気付いたのか、luzくんが声をかけてきた。
「なに?」
「へっ、いやあの、」
(うう、言った方が良いかな?)
「あの、その、luzくんの一口、ちょーだい?」
「…それ、わざと?」
「へ?な、いや だよね!ごめん、変なこと言っちゃって、あ、あははは。」
顔が熱い。変なこと言わなきゃ良かった。
すると、
「はい。」
「へ?な、なに?」
なんとluzくんが自分のチョコパフェを掬って差し出してくれたのだ。
「うあっ、は、はい」
ぱくり
(うわぁぁ、か、間接ちゅー////)
モグモグ
「お、おいしい。です。」
恥ずかしい…
それから食べ終わって、店を後にした。
近くのゲームセンターに立ち寄り、数種類のゲームをした。
「…luzくん、強い、」
全て負けてしまったが、楽しかったです!