singer
□それは誰に言うまでもなく
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「あ、リラックマ…」
そう、僕の大好きなリラックマのキーホルダーがクレーンゲームの景品になっていた。
(欲しいな、でもボク苦手なんだよね…)
「?やらないの」
「ボク下手くそだから…」
自重重気味に言うと、
「ふーん。取ったげよっか?」
「え?!い、いや、良いよ。申し訳無いし…」
「遠慮しなくて良いから、ちょっとこれ持ってて。」
ふわっ
「え、わっ」
そう言って手渡されたのはluzくんのコート。
(あ、luzくんの匂い…、て、僕は変態か!)
「はい、取れたよ。」
「え!?もう、早い!」
「ん。」
「あ、ありがと!」
「どういたしまして。」
「…可愛い////ありがと!luzくん、大好き!」
嬉しさのあまり自分がなんて言ったかなんて全く気付かなかった。
「っ、」
「?luzくんどうしたの?次どうする?」
「ああ、じゃあ、あれ。」
「?えっ、良いの?」
「まぁ、たまにはね。」
そう言ってluzくんが選んだのは、なんと
プリクラ
(うわぁ、やった。luzくんと撮れるなんて夢みたい////)
「luzくん、背景選んで!」
単純な僕はすっかり浮かれてしまった。
そして準備が整い、いざ!となった時。
「ねぇ、kainくん」
「なぁに?luzくん、始まっちゃ、んっ」
パシャ
「ふぇっ…え、あ、luzくん////?」
なんと、き、キスされた
「あんまり、可愛い顔しないで」
「へ、luzくん?な、何言って、わぁっ」
ぎゅうう
その後、残りのプリクラは全てluzくんに抱き締められていた