少女A(OP)
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ルフィと別れて暫くして私も海に出た。そしてグランドラインへいく船を探し乗り込んだ。
そもそもいくらグランドラインとはいえイーストブルーと全く接触がないわけがない。多少の船は往き来してるのだ。
なので普通にグランドライン行きの船のチケット買ってのんびり船旅を楽しむことにする。船旅って憧れるよね。風は気持ちいし海はきれいだしいい気分です。
私が乗った船は商船で一部を一般に開放していて商業と船賃で儲けてるらしい。
そして積み荷がたくさんあることからかなりの警備体制を引いていて安全性の高い航海をできると船長がそう言っていた。フムフム、まあ確かに屈強な身体を持つ男達が何人か乗り込んでたわ。
そのせいでちょっとチケットが高かったんだけどまあ安全な船旅のためなら仕方ないと払う。そりゃ命の方が大切です。
と思っても上手くいかないのが世の中らしい。乗ってた船が海賊に襲われたのだ。オワタ
「手を上げろ!抵抗しなければ命は奪わない!」
現在海賊船に乗ってる船が襲われてるなう。屈強な男どもは早々にヤられました。何処が安全な船旅だ!金返せ!
船長は目の前でさくっと気絶させられた。乗客はみんな甲板に集められガタガタ震えてながら荷物が奪われていく様を眺めていた。なんて運の悪いんだろう。これなら素直にルフィの船に乗せて貰えばよかったか?いや、あっちの方がもっとひどい目に合うからそれはない。
正直海賊船の船長はいかにも三流野郎って感じで私でも熨せそうな気がするんだけどそのあと手下ども相手に勝てるかわからないしそこまでしてこの船助ける必要はないので放置。自分の命が一番大切です。にしてもいきなり戦闘の選択肢の出てくる自分の脳みそが怖い。ルフィたちに毒されたかも。
海賊達は暫くしたら引き上げて自分の船へ戻っていった。どうやら積み荷は全て積み込まれようだ。
これでやっと解放されると乗客達はほっと息を吐いた。
この船どうなるんだろ?取り敢えず港に戻るのかな?またグランドライン行きの船探さないといけないのかorzと思っていたら急にドッカーンと大きな音がし船が傾いた。何事と思って驚いていたら海賊船の方からゲラゲラと笑い声が聞こえてきた。
「積み荷を全部いただいちまったからな、お礼に特製の爆弾をプレゼントしたぜ。有り難く受けとれよガハハハ」
そう言って海賊船は動き始めた。なんだと!?何もしないっていったじゃん嘘つき野郎!いや、海賊なんか信用するのが間違えだった。さっさとぶっ飛ばせばよかった。不意討ちすればヤれたかもしれなかったのに
と後悔する間もなく船は大破し私は海に投げ出された。どうにか海面に顔を出し訳もわからず手足をバタバタ動かす。
ヤバいヤバい。悪魔の実の能力者でもあるまいしすぐに海に沈むってことはないがここから何処かの島へ泳ぐ体力なんてない。てかどっちに向かって泳げばいいのかもわからん。
そう思いながら必死で泳いでると何か硬いものが手に触れた。なんとあの海賊船の一部を掴んだらしい。
それからなんとか必死で船の側面をよじ登り大砲を出す窓から何とか船内に入り込んだ。
海賊達はどうやらまだ沈んでいく私の乗ってた船を見てるらしく上からゲラゲラと下品な声が聞こえてきた。今のうちだと思い私は船内に潜り込んだ。
取り敢えず何処か隠れる場所を探す。上手く見つからなければ次の港まで乗れるかもしれない。
それで船内をうろうろしたらなんか他とは作りが違う大きな扉があった。
開けてみると趣味の悪い机や椅子が部屋の真ん中に鎮座しており壁にはあの雑魚顔船長の手配書が張ってあった。船長室なのだろ。
賞金額は500万ベリーだそうだ。やっぱり雑魚だと思う私は普通の感覚と違うのだろうか。現代に戻ったときちゃんと女子高生やれるか不安である。
まあそれは置いといて早く隠れる場所探そうと思ったら机の上に宝箱があるのに気づいた。リアル宝箱だ。なんか本物って格好いい。
パッと見た感じ鍵も掛かってないし好奇心がむくむくと首を出した。宝箱といえば中に入ってるのは宝物であると相場が決まっている。そんなの開けずにはいられないじゃないか!
私はさくさかと船長室に入ると何の躊躇いもなく宝箱を空けた。するとそこには見覚えのあるものが入っていた。
ぐるぐる模様の入った毒々しい色の果実。悪魔の実だった。
一説によると1億の価値があるといわれる悪魔の実。何であの雑魚が持ってるんだろ?てかナマモノを宝箱の中に入れるってなんかヤダ
食べてみたい衝撃にかられるが海に入れなくなるってヤダしあとハズレの能力だったらキツイ。バギーのバラバラの実とかならやだわ。
そうこう考えながら悪魔の実を手にとった瞬間後ろから足音が聞こえてきた。ヤバい帰ってきた。え、どうしよう。隠れる場所ない
オロオロしてたらバッと扉が開いて入ってきた三流船長と目があった。どうもお邪魔してます
「な、なんだお前は!」
そう言って三流船長は銃を構えた。ちょ、待って銃は無理。勝てません
このままじゃ確実に死ぬと感じた私は持ってた実にかぶり付いた。死ぬほど不味かったけど根性で飲み込む。おえ、これで死んだら死にきれない。
瞬間バンと音がし引き金が引かれたのだと知って私は身体を固くしたがいつまでもたっても痛みがないので冷静に状況を見ると私には傷1つなかった。
「て、てめえよくも!」
ついでにに雑魚船長が剣を抜いて斬りかかってきたが剣は身体を通過した。
身体が軽い。ふわふわとする感覚に私は自分の食べた実が何であるかなんとなく悟った。多分これは『ふうふう』の実で私は『風』人間になったのだ。ふ、
ロギア系キター!よっしゃー!最強ロギアとかこれは勝てる!しかも風だから飛べるぞ?なにコレチート。タケコプターのいらない人間になったぜいやっほー!
「ふふふ、今の私に勝てると思うなよ」
「てめえよくも悪魔の実を!しかもロギアじゃねえか!返しやがれ!」
ギャーギャー喚きながら斬りかかってきた雑魚船長を軽くいなし吹き飛ばす。
何をいう!食べた以上これはもう私のものだね!
ほら、ナミも言ってたじゃん。盗んだものは私のもの。だからこれは私のものってことだ!素晴らしい理論だ。推奨しよう。ただし他人がやるのは許さん
ついでに能力使ってむちゃむちゃに風を起こし船を吹き飛ばして大破させそのまま近くの島まで飛んでって海軍に通報した。
ふふふ、これで私は最強だ。グランドラインだって船なくたって渡れちゃうぜへへっ。
さて、これからはナマエちゃんの最強チートモードでお送りします!
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