番外編

□ONEPIECE FILM STORNG WORLD
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ブラックの体力は、消耗しつつあった。なぜならこの一週間飲まず食わずで化け物ともいえる野獣と戦闘していたからだ。

何よりも、ブラックの今の服装はサバイバル向きのものではないのだ。

ガサゴソ・・・

草むらを何者かが通る音がしたかと思えば普通の蛇よりも大きく長い蛇が出てきた。

鉄のように硬い皮膚と鋭く尖った牙を持つその蛇の名前は[偉大なる蛇(キング・スネーク)]である。

「またか・・・・・・」

ブラックは、ため息をついた。

なぜなら、この一週間[偉大なる蛇(キング・スネーク)]のような普通の野獣とは違った風貌の野獣たちと戦ってきたのだ。

ブラックが、刀を抜き構えると[偉大なる蛇(キング・スネーク)]の背後から新たなる敵が現れた。

そして、その敵は、[偉大なる蛇(キング・スネーク)]を捕まえると頭を殴り1発KOにすると森の奥へと放り投げた。

そして、次の獲物としてブラックにターゲットを絞ると物凄い勢いで向かってきた。

「いいぜ・・・かかってこいよ。ゴリラ野郎!」

ブラックは、逃げることもせず真っ向から攻めることを選択した。

ゴリラ・・・・・・[異形なる剛猿(ガラパゴス・ゴリラ)]は、自慢の剛腕を振り上げるとブラックを叩き潰そうと振り下ろした。

ブラックは、それを難なく受け止めると反撃とばかりに[異形なる剛猿(ガラパゴス・ゴリラ)]を斬り伏せた。

刀を鞘に納めると、歩き始めた。

死なないためにも、体力の回復が必要だ。

なぜなら、ここは「強者だけの世界(ストロングワールド)」なのだから・・・・・・

「やっと・・・あの変な野獣どものいる森から抜けられた。」

歩き始めてから、しばらくしてやっと森を抜けられた。

高台のようなところから空に浮かぶ島々を眺めながら一週間前に起こった出来事のことを思い出していた。

〜一週間前〜

「東の海(イーストブルー)で、なんだって?」

ルフィが、新聞を手にしたナミにたずねた。

「東の海(イーストブルー)に、なんかあったのか・・・?」

そこへ、トレーニングを終えたブラックがやってきた。

「これを見て・・・」

そう言って、ナミはブラックに新聞を渡した。

「・・・・・・!」

ブラックは、記事の内容を見て驚いた。

猛獣たちによって街が蹂躙されていた。

「ひでぇな……こりゃあ」

東の海ではお世話になった人がたくさんいるからな。ブラックは心配そうな声で言った

「今のところ、オレ達に関係のある島には被害はないみたいだが」

「ん?なんだ……あれ?」

ブラックが不意に空を見上げると影がサウザンドサニー号の上空を覆った。

巨大なそれに、チョッパー ウソップ ブルックの3人はパニックに陥ってた。

「帆がある……船……なのか?」

島船にしてはスケールがでかすぎだろ
 

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