めだかボックス〜不公平なる天秤〜
□第二箱 二年零組 発足!
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コンコン!
ノックをするとどうぞという返事が来たのではいった。
「こんちは・・・そして、久しぶりだね」
「ああ、久しぶりだな・・・愚理事長(りじちょう)」
俺は、握手を済ませるとドカッ!と椅子に座った。
不知火袴
72歳
箱庭学園理事長
「助かったよ。君たちが来てくれて・・・二年零組が空き教室のままになっていたからね」
「ああ、俺も呼んでもらってよかったよ。」
俺は、サイコロを手で転がしながらニコリと笑った。
「新しい、玩具はみつかったかい?」
「ええ、さっそく見つかりました。面白くてつい壊してしまいそうな玩具が」
テーブルの上にサイコロを転がすと一の目が出た。
「さてと、この学校の生徒に挨拶しにでも行きますか。」
俺は、スクッ!と立ち上がると愚理事長(りじちょう)に
「また、来るわ・・・」
と、いい理事長室をあとにした。