NOVEL(パラレル)
□bilieve
1ページ/4ページ
ねえ・・・これってさ?
ああ。そうだよ。出してみるか?
え?いいの?
ぼく、もう20歳過ぎてるよ?
歳は関係ないさ。
そう・・・なの?
この単語読めるか?託生。
ムッ(-""-;)
それくらい分かるさ believe でしょ?
おっ。読めたか。(`∀´)
もう・・・\(*`∧´)/
だ・か・ら believeが大切なんだ。
believeが?
そ!信じるもののところに彼は現れるのものさ。
うん。
じゃあ・・・書いてみる
ここに、葉書があるから、ほら、そのえんぴつを使えよ。
あ、ねえ、ギイ
ん?
日本語でもいいのかな?
んーーー
住所と名前は・・・・英語で書いてあるね・・・(_ _。)
日本語でも大丈夫だろ?
サンタは、インターナショナルだからな。
よかった
書いたら、そのメイル・ボックスに入れるんだ。
うん。
(コトン)
あ、少し針が動いたよ。
よかったな。サンタも喜ぶはずさ。
そうだね。
それより託生。オレ、腹減った。
ロックフェラーセンターのツリーは?
ツリーは逃げないさ。
それより託生。うまいもの食いにいこうぜ。
ギイ、ブラックホールの胃袋は健在だね。
クスッ( ´艸`)
24日までは、24時間営業だから、またゆっくり来ような。
うん。
あ・・・ねえギイ?
ん?
ぼく、メイシーズ・・初めてなんだけど・・・。
ああ。
何だか・・・懐かしい気持ちになるんだよ。
不思議だよね。
・・・・
このビリーブ・メーターも、どこかで見たような気がするよ。
NYでは名物だからな。メディアで取り上げられていたんじゃないか?
ああ・・・そうか。そうだよね。
オレは、奥底に潜む記憶の断片を拾い上げようとする
託生の潜在的な能力に、内心舌を巻いていた。
そうだよ。
おまえは、以前、メイシーズに来たことがある。
それは、オレ以外の誰もが知らないことだった。