NOVEL(パラレル)

□bilieve
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ねえ・・・これってさ?

ああ。そうだよ。出してみるか?

え?いいの?

ぼく、もう20歳過ぎてるよ?

歳は関係ないさ。

そう・・・なの?

この単語読めるか?託生。

ムッ(-""-;) 

それくらい分かるさ believe でしょ?

おっ。読めたか。(`∀´)

もう・・・\(*`∧´)/




だ・か・ら believeが大切なんだ。

believeが?

そ!信じるもののところに彼は現れるのものさ。

うん。


じゃあ・・・書いてみる


ここに、葉書があるから、ほら、そのえんぴつを使えよ。




あ、ねえ、ギイ

ん?

日本語でもいいのかな?

んーーー

住所と名前は・・・・英語で書いてあるね・・・(_ _。)

日本語でも大丈夫だろ?

サンタは、インターナショナルだからな。

よかった




書いたら、そのメイル・ボックスに入れるんだ。

うん。


(コトン)

あ、少し針が動いたよ。


よかったな。サンタも喜ぶはずさ。

そうだね。



それより託生。オレ、腹減った。

ロックフェラーセンターのツリーは?

ツリーは逃げないさ。

それより託生。うまいもの食いにいこうぜ。

ギイ、ブラックホールの胃袋は健在だね。




クスッ( ´艸`)

24日までは、24時間営業だから、またゆっくり来ような。

うん。




あ・・・ねえギイ?

ん?

ぼく、メイシーズ・・初めてなんだけど・・・。

ああ。

何だか・・・懐かしい気持ちになるんだよ。

不思議だよね。

・・・・


このビリーブ・メーターも、どこかで見たような気がするよ。

NYでは名物だからな。メディアで取り上げられていたんじゃないか?

ああ・・・そうか。そうだよね。




オレは、奥底に潜む記憶の断片を拾い上げようとする

託生の潜在的な能力に、内心舌を巻いていた。





そうだよ。

おまえは、以前、メイシーズに来たことがある。




それは、オレ以外の誰もが知らないことだった。
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