小さな君

□日常
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カラオケについて部屋に通された。なぜかマルコはふんふん
いいながら興奮していた。

「でーしゃ!!でーしゃかっこいいよぃ!!」

でーしゃとは電車である。
カラオケに行くのに私たちは電車を使った。その電車を見るとマルコは気に入ったらしく、さっきからこの調子だ。

「はは。マルちゃんまた後で電車に乗るから今はカラオケを楽しもうね。ははは、電車が気に入ったみたいだね。」
「またあとで乗るよぃ!!!。」

するとジーンはもう歌をいれており、ウィーアーを歌っていた。
「ありったけの夢をかき集め〜
捜し物を捜しにに行くのさ〜
ポケットのコイン、それと
You wanna be my friend?
We are Wa are on the cruise!
ウィーアー!。」

すると気にいったマルコは真似して
「ウィーアー!ウィーアーよぃ!。」
とノリノリだ。

次は自分がいれる。
ジーンも歌っていることだし、ワンピースの歌をいれることにする。

「よし!ビンクスの酒!。」

ジーンの歌も終わりなぜかマルコは興奮ぎみだ。余程あの歌が気に入ったのだろう。よし、私も気に入ってもらうために本気でビンクスの酒を歌うぞー!!。

「おくびょう風に吹かれりゃ最後明日に朝日が ないじゃないし
ヨホホホ〜 ヨホホホ〜
ヨホホホ〜 ヨホホホ〜。」

「ヨホホホ〜イ!ヨホホホぃ!!。」

駄目、興奮しまくりで鼻血出るんじゃないかと、思うくらい興奮してる。マルちゃんも何か歌うかと聞いたら歌わないよぃ!踊るよぃと言って踊っていた!もちろん写真撮った。

そしてその後も歌い無事に時間が来たのでカラオケを出る。

「マルちゃん楽しかった?。」
「楽しかったよぃ!ヨホホホ〜ぃよぃ!!。」
「はははは。可愛い!!。」

可愛かったのでジーンと二人で頭を撫でる。

「じゃあ次は海いこうか!。」
はーいよぃうみよぃ!!とまたはしゃいでいた。

そして一時間くらい電車に揺られ着いた海。するとマルコが

「レイよぃ...マル、おなかすいたよぃ。」

というので本当は海で食べようと思っていたがマルコがいうならしょうがない、ここで食べよう。と思い、とりあえず荷物をベンチに置き、作っておいたお弁当をたべる。ジーンもやったーお腹空いてたんだ!と言い食べ始める。
マルコはレイが作るものはぜんぶおいしいよぃともぐもぐ食べている。

すべて食べ終わったので海の方に歩いて行くとやっと海が見えてきた。するとマルコは急に無言で砂浜まで走って行ってしまう。その後を歩いて追いかけるレイとジーン。

そしてマルコに追いつく。

「もーマルちゃんったら走ったら危ないでしょ!。」

ポンっと頭に手をおく。
何も反応を示さないマルコを見てみると、じーっと水平線を涙目でみつめて、
「....お....やじ....。」と呟いた。



(おやじ?って、え!?)
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