小さな君

□日常
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「レイ!おきるよぃ!マルおなかすいたよぃ。」

ガバッと勢いよく起き、携帯をみると、もう十一時だ。

「ごめんマルちゃん!寝坊しちゃった!これから朝ご飯作るから待っててね!!」
「いいよぃ!マルもレイのお手伝いするよぃ。」
ニコニコと嬉しそうにいっている。

可愛いなと思い頭を撫でる。
「じゃあいこうか!」

手をつなぎマルコと下へ降りる。
今日は家に二人だけだ。フリーダム!
「マルちゃん何食べたい?」
「何でもいいよぃ!」
そうだった。好き嫌いはないんでしたね!んーっと考えて
「じゃあホットケーキにしよっか!」
「ホットケーキよぃ!いいよぃ!」
OKも出たことだし材料をすべて引き出しからだす。
ボールにホットケーキミックス、卵、牛乳をいれ、ざっくり混ぜる。それをマルちゃんに渡し、
「マルちゃんはこれをしっかりかき混ぜてね♪。」
はーいよぃといい椅子に座りながらすごい勢いで混ぜる。
「コラコラ。こぼれないように気をつけて!」はははと思わず笑っちゃうくらいそこらじゅうに飛び散っている。

はーいよぃ。っておい、マルコ絶対話聞いてないでしょ。お願いその勢いちょっと緩めてw

「コラ!マル!こぼれないようにって言ったでしょう?マルがちゃんということ聞かないからもう全然残ってないじゃない。」

もうボールにはさっきの量の三分の一くらいしか残っていない。
怒られたマルコはしょぼくれている。

「ごめんなさいよぃ。でもたのしかったよぃ!」

ダメだ。全然反省してない。

「ここを拭かないとマルちゃんに朝ご飯はありませんからね。」
いつもより冷たい声で言う。

「レイ、"おこ"よぃ?」

こら、どこで習ったんだ"おこ"なんて。きっとジーンだな。変な事教えるな。許すまじレイアジーン!!
まぁそれはほっといて、

「はい。レイは怒っています。マルちゃんがいう事をを聞かないでここを汚したからです。」

と飛び散った汚れを指差していう。言う事を聞けない悪い子にはホットケーキ無しです。ともう一度言うとマルコが抱きついてきて謝る。ごめんよぃ。きれいにするからおこらないで。きらいにならないでといった。そういうマルコに

「違うよ。マルちゃんの事は嫌いにならないよ。ただ、いう事を聞いてくれないから、レイも悲しかっただけ。」

だからちゃんといい子にしててね。というと頷いて飛び散った汚れを綺麗にふいて、ソファーで静かに待つ。

グハッ!!!マルコ良い子!!
悶えつつも一切顔には出さない。

そして無事作り終わり、マルちゃんの前にホットケーキをおいた。もちろんシロップもたっぷりだ。

「わー!!おいしそうよぃ!マルもたべていい?。」

と聞くマルコに良いよ。ちゃんという事聞いたからね。
というとホットケーキを食べ始めた。美味しそうで何よりだ。

二人とも食べ終わったので、お風呂に入った。

レイはマルちゃんと戯れる。
マルちゃんに家にあった絵本を読んであげたり、一緒にヒーローごっこもした。しかも何故かいつも私がヒーロー。

そして時刻は午後六時半。
何気なくテレビをつける。

あの時テレビ付けなければあんなことにはならなかったのに....。

つってwwwなんとなくフラグ立ててみましたwww。

まぁ冗談はここまで。
テレビをつけると何故か平日の夜にもかかわらずワンピースが放送されていた。それをみたマルコは倒れた。



(あーフラグなんて建てなければよかった。)
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