銀×土

□君に恋した。
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side.H

何か最近モヤモヤする。
アイツの事を考えると、胸が痛む。

「万事屋…」


side.G

土方十四朗…
いやぁー、ねぇ。
まさか
恋したなんてね。
言える訳ないよな。
あいつは、れっきとした男だし。
俺、ホモだったっけ?

「銀ちゃーん、なに考えてるアルか?」

「いやぁー、なーんもない。」

「嘘ネ。」

「はぁー。…銀さんね、恋しちゃったみたい。」

「マヨラーが好きね。わかるヨ。」

「バレバレでしたか…。」

「マヨラーもそんな顔してたね。」

そうか。
あいつも、恋してるんだ。
じゃあ、邪魔できないや。

ガラガラッ!

不意に玄関が開く。

side.H

このモヤモヤのせいで
仕事ができない。
そうか。
このモヤモヤは、恋だ。
恋しちゃったんだ。
あいつに会いに行って、この気持ちを伝えればモヤモヤは晴れる。
そう思い万事屋の玄関を開けた。

side.G

目の前に居たのは、紛れもない土方君だった。
心臓がバクバクしてる。
煩いくらいに。

「多串くん。どーしたの?」

「あ…」

「部屋においでよ。」

「わりぃな。」

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「で、どうしたの?」

こいつ、顔が赤くないか?
熱でもあるのではないか?

「そ、その…好きな人が出来たんだ…」

「で、どーやったら相手を振り向かせる事ができるかって?知るかよ。」

やっぱり、そういう相談か。
何だかイライラしてくる。
そうか。
これは、嫉妬か。

「っつ…」

「なんで泣いてんだよ。」

ホントになんで泣いてんだよ。
意味がわかんネーよ。

「好き…なん、だ、よ。」

「振り向かせる方法なんてしらねぇていってんだろ!!」

「振り向い…て、くれ、よ…」

今、こいつは、何て言った?
振り向いてくれよ?
俺に?

「好き…な、んだ」

「土方君…?」

「万事屋の事が、好きなんだ!」

「…そういう事ははじめにいってくれよ。」

「でも…」

「俺も、好きなんだ。」

「え…」

「十四朗…好きだよ。付き合おう。」

「うん…!」

心の中でガッツポーズを決めた。

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銀魂キャラ同士の呼び方が分からない…

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