銀×土
□もうすぐ俺は殺される
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もうすぐ、俺は、殺される。
だからお別れをいいに来た。
俺の恋人に。
「銀時…」
「あれ?土方君。どうしたの?」
「あのさ…俺、もうすぐ殺されるんだ。」
「だからお別れをいいに来たの?」
「そう。」
なんだ、わかってたのか。
「銀さんが守ってあげる。」
なにを言っているんだ。
プロのスパイが殺しにくるんだ。
守れるわけがないだろ。
「おおっと、危ない。」
「!?」
なんだ?
もう、スパイが追いかけてきているのか?
ああ。
命の期限が迫っているんだ。
「十四朗!後ろ!!」
「あ"あ"っ!!」
余りの痛さにその場に倒れた。
腹に何か刺さってる。
「土方君。つかまってて。」
銀時は、そう言って俺の体を抱き上げると、どこかに走り出した。
その間に俺は意識をなくした。
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「土方君…お…て………き。……るから。」
意識が戻ると、一番最初に銀時の声が耳に入った。
何か言っている。
なにを言っているのか、あまり聞き取れない。
「銀時…」
心配させないようにと、銀時を呼んでみる。
「土方君!?」
「…」
「ああ、良かった…」
銀時が俺を抱き締める。
「先生がな…もう、目をさまさないかもしれないっていってたから…本当に目を覚まさなかったらどうしようかと思った…」
「そんな弱くねーよ。」
そういえば、俺を追っていたスパイはどうなったんだろう?
「銀時、スパイは?」
「そんなの、銀さんが殺したよ。」
「だ、大丈夫かよ!!怪我はないか?」
見る限り怪我はなさそうだ。
「大丈夫。怪我はないよ。」
「そっか。よかった…」
「ほら、守れたでしょ。」
あれ、俺、こいつに守れねぇなんて言ったっけ?
そっか。
こいつは、わかっちゃうんだよな。
「おう。」
「報酬はここな?」
俺のそこを指差してにっこりと微笑む。
「わかった。あと、その、守ってくれて、ありがとう。」
「ああ、お嫁さんを守るのは、夫の役目だろ。」
「は、恥ずかしい奴。」
「まあ、はやく怪我治せよ。報酬はやく欲しい。」
相変わらずせっかちな奴だ。
「とりあえず、銀さん帰るね。夜、また来る。」
「おう。」
銀時は、俺の頬にキスして部屋を出ていった。
「速く怪我治さないとなぁ。」
独り言を呟いてもう一度寝た。
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はい。意味わかりません(笑)