幸×政(サス×コジュ)
□冷たい何か
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心に突き刺さるものは、冷たい冷たいなにかだった。
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「さよなら」
そう言われたのは何時だっけ?
そう言われてから外になんて出なくなって何も考えることができなくなって、食欲もなくなって…
全てが自分の中から消えた。
嗚呼、心に突き刺さるものは何だろう。
冷たい何かが刺さってる。
「さよなら」っていう言葉の刃かな。
今日も何もわからないまま布団の中へ潜る。
そうすると脳裏にアイツが浮かんでくる。
ー寂しい。
ー寂しい。
自分はアイツに何かしただろうか。
そんなに嫌われることをしただろうか。
深々と考え続けて、何も考えられなくなって、、、
やっぱり何もわからないや。
今日も何もしないまま眠りに付いた。