幸×政(サス×コジュ)
□彼にさよなら
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アンタと俺はいつか死合をする仲だって知ってた。
だから初めは本気じゃなかった。
だけどそれがいつしか本気になった。
死合をするのが怖くなった。
報われないのはわかっていた。
だけどほんの一握りの希望として二人とも生き残れるかもしれなかった。
だけど人生そううまくいかないもので、幸村をこの手で殺さなければならなかった。
最後にアンタは言った。
「来世で待ってる」
って…
来世で待っててくれるなら少しだけの辛抱だよね。
だから少しだけお別れ…。
「Thank you幸村…来世で逢おうな…。」
-彼にさよなら-
二人だけの空間にグロい音が響き鉄の匂いが充満した。