幸×政(サス×コジュ)

□今までずっと言ってくれなかったその言葉
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どうして、お前は、俺に愛してるっていってくれないんだ?
告って来たのは、お前だろ?
なのに、愛してくれないのか?
はたまた、最初から愛してなかったのか?
ただの玩具だったのか?
今日だって、会いに来てくれる筈だったのに、来れないんだろ?
俺、お前に何か嫌われることした?
お前に何か嫌なこといったか?

「幸村…」

独り言。
俺の愛する人の名は、闇夜に消えた。

「政宗様、入ります。」

小十郎だ。

「入れ。」

襖を開けて入ってくる。

「政宗様、もう諦めたらどうですか?」

いきなり、何を言うんだ。
俺にアイツを諦めろと?
無理に決まってるだろ。
でも、アイツがもうやめようっていったら、諦めるしかない。

「なんで?」

「いやー、竜の旦那さぁー。真田の旦那に愛してるって言われたことないでしょう?」

なんで猿がいるんだ?
まあ、そんなことはどうでもうい。

「まあ、言われたことないな。」

「でしょ?だったらもう諦めなよ。」

「だから、何でだよ。」

「いやー、きっと竜の旦那が悲しむだけだよ?」

俺が悲しむだけ?
だったら別に良いだろ。
猿や、小十郎には関係ないことだ。

「俺が悲しむだけ。
お前らには関係ない。」

「ふーん。そ。
俺様は別れた方が良いと思うけどね。」

「うるっせぇな。関係ねぇって言ってんだろ!!!」

苛立ちから佐助に刀を向ける。
でも佐助はびくともせずに視線を会わせてくる。

「竜の旦那らしくないねぇ。」

「shit!!!」

「わかってる。悲しいんでしょ?
あの人が愛してるって言ってくれないから。
あの人がほんとに愛してくれているのか、わからないから。」

「……あああぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!
うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさい!!!
皆消えちまえ!!!いなくなれ!!!!
俺のまえから消えろ!!!
そんな慰めてるのかもわかんないような言葉なんていらない!!!!
去れ!!いいからどっかいけ………
……独りに…させてくれよぉ………」

最後の方は、涙のせいで声が震えてしまった。
でも、今は誰の声も聞きたくない。
誰にも会いたくない。

「猿飛、行くぞ。」

「はーいはいっと!」

小十郎と猿はこの部屋を出ていった。

「………はぁ…………」

何時までこんな胸の痛みと付き合ったいかなければならないのだろうか。

「幸村………」

ここにいない大好きな彼の名前を呼ぶ。
もちろん、返事はない。
だけど、俺は懲りずに呼び続ける。

「幸村…幸村、なんで愛してるって言ってくれないの?
俺のこと、好きじゃないの?」

スパーン!!!!

襖が勢い良く開かれる。

「ノックしr「政宗殿!!!」幸村!?」

「政宗殿、すみませぬ、すみませぬ…某が素直でなかったが故に!!!
本当は政宗殿のこと愛しておりまする!!!
誰よりも、愛しておりまする!大好きでござる!!!」

「幸村…?」

「政宗殿?泣かないで下され!!!」

「ちが……」

「?」

「嬉しくて、泣いてんだよ。ばーか。」

「…そうだったのですか…某が泣かせてしまったと…」

「お前のせいで泣いたことには変わりねーよ。」

「そうですな…」

「愛してる。幸村………ごめ…俺眠い……
すー…すー……すー……」

「ふふふ、かわいいお方だ。」

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意味わかんない?いつものことだろ!?(笑)

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