幸×政(サス×コジュ)

□亥の刻までには、帰ってくること
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最近、幸村からの愛が感じられない。
帰ってきたらすぐに自分の部屋にいって、寝てる。
だから、俺も仕返し。
数日間、家に帰ってくるのを幸村よりも遅くしてやる。

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「幸村、今日、帰ってくるの遅くなる。」

「わかりました。くれぐれもお気をつけて。」

「じゃ、行ってくる。」

「行ってらっしゃい。」

幸村の顔は、少し悲しそうだった。

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「幸村………」

「ゆきむら?誰だそれ。」

会社の同僚の元親が言う。

「あ?あぁ。友達の名前。」

「ふーん。」

無意識に呟くとは、俺も相当重症だな。
自分に笑う。

そして、仕事が終わり、時計を見ると、11時だった。
結局、仕返しとか言っておいて、普通に残業だった。
ま、溜め込んだ俺が悪い。
そう言って家に向かった。

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「ただいま。」

「お帰りなさい。」

「幸村…」

「政宗殿。すみませんでした。」

「はぁ?何の話だ?」

「某が、夜遅いし、構ってあげないからであろう?」

こいつ、心読めるのかよ!!!
っていうくらい、思っていることを言われる。

「べ、別に、そんなんじゃねーもん。」

「他に理由が見当たりません。」

「違うって。」

「政宗殿、約束です。
これからは、亥の刻までに帰ってくること。
もちろん、某も亥の刻までに帰ってきます。
わかりましたな?」

「………しかたねーな。わかったよ。」

「政宗殿も、甘えてこればいいのに。」

「うるせぇ。」

「政宗殿はツンデレですから無理でしたな。くっくっく。
ツンが9でデレが1ですもんな。
この幸村、いつになったらデレを見ることが出来るのでしょうか…」

「うるせぇ!!!黙れ!!」

「政宗殿は酷いですなぁ。」

「ま、ちょ、まって!!!」

「何故ですか?ここはこんなにも反応してますよ?」

「いぁ……くぅ……やめっ……………やめろっつってんだろうが!!!!!!!!!!
死ねくそやろう!!!!!」

ボコッ

「一体何をするでござるか!!!!!!
痛いじゃないですか!!!」

「お前が変なことするからだろ!!!!!!
ふざけんな!!!」

「政宗殿が可愛らしい故に……」

「かわいいて言うな。」

「政宗殿、ヤりませぬか?」

「今日はヤらない。」

「なっ、その様な半殺し状態にするなど!!
某とてがまn((うるせぇ!!やりたきゃ自分でやれ!!」

「政宗殿のケチ。ケチャップ。」

「ケチャップかんけーねーだろ。」

「政宗殿が拒んでも、力でヤるのみ!!!」

「うわぁっ!?」

「政宗殿、力を抜いて下さい。」

「嫌だ嫌だ!!!離せ!!
小十郎!!!」

「政宗様あああぁぁぁぁっっっっっっ!!」

「え、片倉殿…?」

よし、小十郎、よくやった。


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幸村は殺されかけました。

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