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□アイ4 -後編-
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「んーーー」
「んっ・・・あ、ふあっ」

ギュッと抱きしめてキスを深くすると、木川はすぐに唇を開いてオレを迎え入れた。
ぺろっと唇を舐めて舌を絡めると、木川が体を震わせた。

あ、そういえば木川は起ってたっけ?

そう思い出すのと、木川がおずおずと手を下ろしたのは同時だった。

「木川?」
「あ・・・えと・・・」

オレに見つかったのが恥ずかしかったのか、わたわたと慌てている。

「んー?」


どうにも・・・木川はオレのチンコに興味津々な気がするな。
あうあうと顔を赤らめながら、それでも手を引っ込めない。
引っ込めないけど、勇気が出ないのかウロウロとしてる。


「木川のエッチー」
「は、う、ううううう」

揶揄うと木川が真っ赤になって情けない声をあげた。
あ、そういえば木川は全裸で、オレは服着たままだった。
その差もあってか、木川が結構間抜けにみえる。
そこが、まあ、可愛いんだけど。


「だ、だって、だって、に、二階堂君を気持ちよくしたい、から」

オレの揶揄いにめげず、自分の要望を口にした。
そこまで言うんなら・・・

「じゃあ、シックスナインしよっか」

木川をベッドの上に引き上げて、横になったオレの上を跨ぐように乗せた。

「わ、ああ??え?えええ??」

オレの顔面には木川の股間。
隠すこともなくプラプラと揺れるちっちゃなチンコと、ヒクついてる後ろの穴。
思わず舌なめずりすると、プルプルと木川の体が震えた。
ふと視線を下ろすと、木川がオレの方を見て体中真っ赤にしている。

「オレだって木川を気持ちよくしたいからさ。これならどっちもできるでしょ?」

ニッコリと笑うと、木川がおずおずと頷いた。
木川が納得したところでペロンと舌を這わせた。

「ひゃっ!」

ビクンと跳ねる腰をガシッと掴むと、ぱっくりと木川のチンコを咥えた。
ガクガクと体を震えるのを楽しみながら、先端から根本にゆっくりと舌を動かす。

「んんっあ・・ダメ、す、すぐ、イッちゃう、から」
「えー、まだ始めたばっかじゃん。我慢ね」
「ひああああっ、ああんん、だめ、それだめえええ」

じゅるじゅると派手な音を立てながら吸い付くと、木川が悲鳴を上げた。
イッちゃうイッちゃうと騒ぐから、そこはクニクニと指で弄びながら尻に舌を移動して、さっきまで木川が解していた中に舌を埋めていく。

「あ!あああああ!」

すぐにキュウッと締め付けられる。
舌を入れただけなのに、もうグズグズに溶けていて、もっともっと狂わせたくて指も忍ばせていく。
コリコリと前立腺をくすぐって押しつぶして入口を溶かすように舐める。
締め付けのいい入口と、柔らかくうねる内部は指を差し込むだけでも気持ちいい。
夢中になって動かしていると、さらにギュウッと締め付けられた。


「は、ん、だめええ、にかいど、く、ん・・・イッちゃ・・・い・・・」


木川はオレの太ももにしがみついて快感に耐えていて、オレのズボンのベルトすら外せてない。
自分の快感に精一杯で、ブルブル震える木川を見て笑みが浮かぶ。
より一層木川を泣かせたくて、じゅるりと音を立てて吸い付くと、一際高い声が上がった。

「おねが、あああっ、にか、にかいどーくん、おねが、ぼく、僕もしたいのおおお」

イカないように耐えているからか、木川がガクガクと体を震わせて半ば悶え狂いそうになりながら必死で制止してきた。

「ええ?だから、一緒にしようって言ったじゃない」
「だ、だって、これ、僕、できな、あんっ」
「オレも木川を気持ちよくしたいんだから仕方ないだろ?」
「あ、あん、ぼく、ぼく、にか、どーくんのこい、びと、だから、ちゃんと、気持ち、よく、した、したい、ひゃあああっ」

木川の言葉の破壊力に、思わず手加減を忘れて中を抉ってしまった。
ピュク、と少しだけ出てしまった。
木川って、ホント不意を突いてくるよなあ。

降参を示すために渋々と体を起こすと、木川が顔を輝かせた。
・・・そこまで嬉しいもんだろうか。
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