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□木川君日記
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○月×日

今日も神に挨拶をしてもらえた。
頷くことしかできないのが悔しい。



○月△日

神が笑ってくれた。
笑って挨拶してくれた。
でも、その後すぐに花山が邪魔してきた。許さない。
今日の夢に神が出てきてくれたらいいな。



○月●月

今日も放課後は遊びに行くみたい。
花山が誘ってた。
神が嬉しそうだったからヨシとする。



○月◇日

神が挨拶してくれるのは朝か放課後しかないのに…
凡人共が群がっていて気付いてくれなかった。
仕方ないから神の机を満足するまで触った。



〇月□日

放課後、神の机に挨拶をするという神聖な儀式を神に見られてしまった!
死んでお詫びしないといけないと覚悟していたけど、神が許してくれた。
さすが神。
それどころか、神とお友達になってしまった!
明日は必ず神と挨拶ができるらしい。
どうしよう。ちゃんと声が出るかな。
不安過ぎて眠れない。



〇月▽日

何とか声が出た!
ゴッドスマイル付きで挨拶されて、そのまま昇天するかと思った!
明日も明後日もその次も…この喜びが毎日続くらしい。
その内不幸が襲ってくるかもしれない。
仕方ない。だって神と話せるなら、そのくらい仕方ない。



〇月◎日

今日は自然な声が出せた!
神はやっぱり神だ。
どうしよう、毎日ゴッドスマイルをいただいていて…学校に行くのが楽しい。
明日もちゃんと挨拶するんだ。



○月◆日

神とお昼食べた。いっぱいお話しできた。
なんと、神のお膝にも乗ってしまった。
あと……
どうしよう、僕は明日死ぬかもしれない。
神はいい匂いで、すっごく格好良かった。
死んでもいいって思った。



○月○日

今日も神とキスした。
夢じゃない。よね?
あんなにも近くに神がいて、僕なんかに触れてくれる。
神が触れたところが清められた気がする。
熱くって嬉しい。
…明日もキスしてもらえるだろうか。
気が付けばエッチなことばっかり考えてしまう。



○月■日

…夢精した。
朝なのに、お母さんに見つからないようにパンツ洗った。
夢の中でもエッチなことばっかりだった。
毎日神に触られて、キスされて…
僕の体がエッチになってる気がする。



○月?日

今日も神とキスをした。
最近、抱きしめるように密着してキスをするから、僕の心臓が早いことがバレてしまいそう。
気持ち悪いって思われたらどうしよう。
神は今日は花山とゲーセンに行くらしい。
放課後のキスはなかった。
花山、許さない。



○月▲日

この身は神に捧げられた!!

頭が混乱してこれ以上何も書けない。



○月▼日

昨日は、神が僕の作ったお弁当を食べてくれて褒めてくれた。
それからいつものようにキスをして…
いつものように格好いい笑顔で…僕の…に、触ってくれた。
死ぬほど恥ずかしかったけど、ものすごく気持ちよくて…
今までで一番近くに神を感じることができた。
今もちょっとだけ体が辛いけど、神が望んでくれたら僕はいつだってこの身を捧げる。
僕ばっかり気持ちよかったけど、神はよかっただろうか?
次の機会をもらえたら、僕からご奉仕させてもらおう。



○月○日

今日はキスだけだった……じゃない。
キスをしてもらえた。
おかしいな、頭だけじゃなくて体も変。
あの日のことばかり思い出して、夢にも出てきて…朝が大変。
こんな僕、神は気持ち悪いって思ったりするかな。
気付かれないようにしないと…



○月◇日

体の奥にまだ神が入ってるみたい。
ずっと感じられて…いい。
神は気持ちよかったかな。
二回目だから少しは慣れたはず…
そう思ってたんだけど、優しい瞳が鋭くなって見つめられて…
落ち着くことなんて絶対無理。
あの目を思い出したら…体の熱が収まらない。



○月▲日

一日ごとに体が変わっていく気がする。
体が開かれるごとに強くなっていって、怖い気もするけど、嬉しい方が大きい。
このくらい、当たり前のことなのかな。皆しているのかな。
皆と一緒なら嬉しい。
でも、神にとって僕は皆と一緒なら……嫌だと思ってしまう。
僕は何て図々しいんだろう。
僕だけを抱いてほしいなんて…身の程知らずすぎる。



○月□日

…おかしいな。
神は僕のをいっぱい舐めてくれる。汚いところも恥ずかしいところも全部。
なのに、僕は全然神にご奉仕できてないんだ。
いつもすぐに考えられなくなって、滅茶苦茶気持ちよくなっておこがましくも神に縋り付く。
どうしよう。何もしないって、マグロって思われてるんじゃ…
嫌われたらどうしよう。飽きられたらどうしよう。
僕も気持ちよくしたい。ご奉仕したい。
神があまりにも格好よくて上手すぎて…されるがまま流されてしまう。



○月◎日

神は優しくて、Hで、ちょっと意地悪だ。
意地悪だけど…意地悪なことを言われると体がゾクゾクする。
…僕、変態なのかもしれない。
それはそれとして。
この頃、挨拶の他にも話せるようになった。
授業のこととか宿題のこととか。
明日は勇気を出して他の人と一緒にいても挨拶してみよう。
神はどんな顔してくれるかな。驚かせることができるといいな。
喜んでくれるといいな。



○月×日

もうダメだ………(涙の痕)
自然に挨拶できたと思ったのに。
神と、その他凡人達にも挨拶できたはずなのに…
神は何故か機嫌が良くなかった。
きっと僕が何かヘマをしたんだ。
凡人共が何か話してきたけど、正直何も覚えてない。
どうしよう、明日から神と話せなくなるのかもしれない。
どうしよう、僕は死んだ。



○月■日

ビクビクしながら学校へ行った。
神に何て言われるだろうと思ってたけど…
いつも通り挨拶してもらった。
Hもした……いつもよりちょっと意地悪だったけど。
てっきり怒らせたんだと思ってたのに…
僕は、神にとって怒られるほどの価値もないのだろうか。



○月△日

僕は、神のお友達になれないんだ。
元々分不相応だと思ってたけど、キッパリ言われたら辛い。
神のストレスや性欲の発散が出来るだけでもいいのに…
もう僕は神に拒まれたら生きていけない。
ちょっと前までの机に触れるだけで満足できていたのが嘘みたい。
どうしたら振り向いてもらえるかな。
どうしたら僕を使ってもらえるかな。
本当のことを言ってくれて嬉しい。
直すことができるから。
僕じゃ足りないところがいっぱいあるのはわかってるから、少しでも努力しないと。
いっぱいいっぱい色々言われた。
いつも以上に激しく抱かれた。
なのに…僕以上に辛そうな顔だった。
いつも通り僕は気絶して……目が覚めたら保健室で。
僕が体調が悪くて授業を休んだって説明されていた。
いつものように事後処理されていて…優しい気遣いは変わらない。
好きで好きで堪らない。
何でもするから、これっきりにしないで。



○月×日

神が目を合わせてくれない。(涙の痕。以降の文字判別不能)



○月◇日

今日は頑張って挨拶してみた。
挨拶は返してくれた。
でも……笑ってくれない。



○月▼日

いつもなら、キスしてHしてくれるのに…もう触ってくれないのかな。
最近の神は何だか悩んでるみたいに苦しそう。
僕は友達じゃないから聞いちゃいけない…
僕がもっと頼りになれればいいのに。
もっと話したい。
もっとキスしたい。
もっともっと……
胸が苦しい。



○月●日

嬉しい!嬉しい!嬉しいいいいい!!
どうしよう!僕死んでもいい!!
嫌だ!!死にたくない!!!
神に好きだって言ってくれたのに、まだ死にたくない!!
ちっちゃい声で1回しか言ってくれなかったけど、絶対言った!
僕が好きって言ったら、「オレも」って言ってくれた!!
いつもみたいに優しい笑顔で…ううん、もっともっと甘い笑顔で。
もう、どうしよう。
やっぱり僕、嬉しすぎて死ぬかもしれない。



○月◎日

僕は神と一生一緒にいられるんだ!
昨日は嬉しすぎて気付かなかったけど、部室棟でのことを思い出して頬が緩む。
その後、神の部屋で…神の部屋でーーー!!!
神どころか、友達の、人の部屋に入ったことがないから比べられないけど、
神と同じいい香りがしてカッコいい部屋だった。
もっといっぱいじっくり記憶と網膜に焼き付くくらい見たかったけど、
神にキスされたらもういっぱいいっぱいだ。
どうやって家に帰ったか忘れたけど、死んでもいいくらい幸せだった。
でもやっぱり死にたくない。僕はまだ死ねない。



○月□日

……花山って、実はいいやつなのかもしれない。
神にポンポン不遜なことを言うのは気に入らないけど。
説明下手な僕に代わって神に説明してくれた。
何かあったら相談に乗ってくれるんだって。
神がもっと僕を気に入ってくれるためにはちょうどいいかもしれない。
花山のアドバイス通りに神にオネダリ…したら聞いてくれたし。
まあ、ちょっとだけ花山のことを頼りにしてやろうと思う。



○月▼日

神にお膝抱っこされた。
神に頭を撫でられた。
神が腕枕してくれた。
神が抱きしめてくれた。
どうしよう、死にそう。いや死にたくない。でも死にそう…
僕なんかが神にできることってないかな。

明日、花山に相談してやろう。
神にはまだ緊張して声をかけると心臓が飛び出すけど、花山はそんなことないし。
花山って、僕じゃ絶対に考え付かないことを言いだすからちょっと期待。
神が喜んでくれるような、何かいいこと教えてくれるといいな。



○月◇日

花山にもらったアドバイスを忘れないうちにメモ。
・お家デート
・可愛らしく、あーんする、してあげる
・ウルウル目で「もっと」ってオネダリする
・色気たっぷりにご奉仕する
・手料理で胃袋を掴む
・彼シャツ
・ハメ撮り
・焦らして入れさせない

……バッカじゃないの花山。
花山は馬鹿だ(大事なことなので2回言いました)
僕が可愛らしくとかウルウルとかできるわけないのに。
お手本にやってみせた花山がかなりキモかったし。
あんなんしたら、神だって絶対引く。

まあでも、週末両親はおばあちゃんのお見舞いに行くから、
お家デートは出来そう。
誘うの…心臓が飛び出そうだけど、頑張るんだ。
あ、神をお迎えする準備しないと。



○月○日

最近、お、ぱいが…ひりひりする…
何か赤い?大きくなった?気がする。
毎日神にいっぱい触られてるけど、何も言われないから大丈夫、かな?
明日、花山に聞いてみよう。

もし…もしも何かの病気だったらどうしよう。
それもうつっちゃうものだったらどうしよう。
どうしよう。もしそうだったら神の側にいられない。
離れな…(涙の痕。以降の文字判別不能)



○月Γ日

どうしよう!女の子になっちゃうかも!
おっぱいが赤くなったり大きなっちゃったりするのは、
女の子になる前兆だって!
病気じゃなかったけど、女の子になっちゃうのは嫌だ。
……でも、神は女の子の方がいいかもしれない。
だって、ガールフレンドたくさんいたし、しょっちゅう声かけられたりするし。
それなら僕だって!
僕は女の子になった方が、神は喜ぶのかな……



○月Ω日

お尻が痛い…
思い切って聞いてみたら、ものっすごい怖い顔をされて…
物凄い笑顔になって…
お尻叩かれた。

久しぶりに叩かれたけど、やっぱり痛い…
痛かったけど気持ちよか………ああああああっ!!

神は!僕が女の子にならなくってもいいんだって!
…僕が女の子になったところで可愛くならないだろうし。
花山も痛い目に合ってたし、まあいいや。


○月Π日

神にお弁当作ってって言われたから作ったらご褒美もらえました。
僕なんかのお弁当であんなご褒美……明日も頑張ろう。

ただ…お弁当をもらったらこうするのが当たり前だからって
言われて神のお膝に乗ったけど、は、恥ずかしかった。
毎日一緒にいてもやっぱり慣れない。
慣れないけど、神に触ってもらえて触れることができるのは嬉しい。
明日も一緒にお弁当食べたいな。



○月§日

何でお昼なのに花山がいるんだ。
学校じゃあんまり二人っきりになれないからお昼の時間は唯一のチャンスなのに!
花山がいたんじゃお膝抱っこはナシかなって思ったら、普通に抱っこされた。
恥ずかしかったけど、花山の方が恥ずかしそうだった。
その後はいつものように神に抱っこされていたら、いつの間にか花山が消えていた。
だから思いっきりイチャイチャした!嬉しかった!



○月◇日

そういえば気になっていることがあったから、花山に質問してみた。
前、神に見せてもらったエロ本。
花山のだって言ってた。
金髪のお姉さんのだったけど、妙におっぱいが小さかった。
普通、金髪のお姉さんのだったら大きいものだと思ってたから新鮮だった。
花山の好みなのかな?あんなんでエッチな気分になるのかな?
不思議だったから聞いてみたら、冗談じゃなくて花山が吹っ飛んだ。
そのまま神に掴みかかって大変だった。



○月▲日

神に名前を呼ばれるとすごくドキドキする。
普通の時でもドキドキするのに、アノ時に呼ばれるとそれだけで腰が抜けそうになる。
てか、抜ける。
も、もももももし、もしも!し、下の名前で呼ばれたりなんだりしたりしたら!!

(以下、記述なし)



○月Θ日

昨日想像だけで気絶した…

……僕が…神の下の名前をy

(以下、記述なし)



○月×日

続けて気絶した……
まだまだ僕のレベルが足りてないらしい。
ずうっと神のことばかり考えて胸が苦しい。
もっと傍にいたい。声を聴きたい。
僕は欲深い人間だ。



○月Ω日

夢を見た!
神が旦那様で、僕がおおおおおお嫁さんっっ
朝起こして、朝ご飯をああああーんして!
着替えのお手伝いをして!スーツ姿の神は死ぬほど神だった(重要)
カバンとお弁当を持って玄関までお見送りして、
いってらっしゃいって言ったら、行ってきますの…
行ってきますのチュウした!!

ところで目が覚めた。
お嫁さんになりたいって言ったら…引かれるかな。
……………黙っておこう。
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