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□三日目から翌日
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「あ!う!小磯、あ、もう!いく、いくいくいく!!」


--ビュルルル


何度も精を放って、快感が泥のようにのしかかってきている。
今が何時で、ここがどこなのかよくわからない。
揺さぶられるまま小磯にしがみついて、小磯が与える快感に声を上げるのみだった。



「坊ちゃま、自分で動きますか?」
「あ、あ、ら、めえ、むり、むりいい」

向かい合って貫かれて、もう小磯にしがみつく力もろくに残っていないのに、自分から動くなんてできるはずもない。

「どうしてですか?気持ちよくなりたくないんですか?」
「あ、だ、だって・・・」
「ちゃんと言わないとこのままですよ?」
「ひっ、やあ、動いて、小磯、うごいてええ」

僕の気持ちいいところを何度も突き上げていたのに、ピタリと動きを止めて僕から聞き出すまでそれ以上何もしてくれない。
すぐに勢いを取り戻して、絶頂を求めて涙を浮かべているのに、小磯は僕をじっと見つめるだけ。
快感の渦の中で突然放り出されて、ガクガク震えて小磯に懇願しても、小磯は頑として聞き入れてくれない。

「こいそ・・・おね、がい」

僕はもうここ数日で何度も何度も小磯に懇願している。
けれど、小磯がそれを素直に聞き入れてくれたことなんかないに等しい。

「ほら、坊ちゃま、どうして自分で動かないんですか?それができないほど子供じゃないでしょう?」
「うっ、うっ・・・」

我慢できずに涙が溢れた。
嗚咽を漏らして小磯を睨み付けたけど、喜色に満ちた顔で僕の涙を辿るだけ。

「き、気持ちよくて、力がはいらない・・・」
「そうなんですか?それでも、ここはキュウキュウオレを締め付けてきてますよ?」
「ひいっ!いやあ、指、あああっ、はいら、ない、指、入れないでええっ」

大きな小磯の陰茎が入っていて、それ以上入るはずもないのに、小磯は構わずに指でなぞりゆるゆると内部に潜ってくる。

「あ、ああっ、らめえ、ああんん!」
「ほら、入りましたよ。入らないなんて、嘘ばっかり」

小磯が耳元で僕を詰るように囁く。
だから動けるだろうと言わんばかりで、必死で首を振る。
小磯の陰茎の他に、指まで入れられてさらに動かされて首を振って必死でこらえる。

きついはず、痛いはず、気持ちいいなんて思えないはず!
なのに、なのに!

「あっああ!小磯おおっ」

我慢できずに小磯に縋りながら足に力を込めて、必死で動かし始める。
こんな淫らなことを進んで行う自分を直視できず、目を閉じて必死で動かした。

「ああ、坊ちゃま。とても上手ですよ。前立腺に当てますか?奥まで入れますか?」
「あ!あ!どっちも!あ、全部、ほしっ・・・」

グチュグチュと粘ついた水音が響いて、もう頭がおかしくなる。
小磯の言葉に半分も意味が分からないまま思ったことを素直に叫んでいた。

「欲張りですね。けれど、素直な坊ちゃまにはご褒美をあげませんと」
「ひいっ、ああああっ」

ぬぷっと指を抜かれ、片足を持ち上げられて小磯が強く何度も突き入れられた。
どこまでも入ってくるような錯覚と、僕の内部を全て埋め尽くそうとするようは小磯の激しさに、揺さぶられるまま声を上げた。





「こい、そ・・・もう、らめ、も、でき、ない・・・」
「また嘘をつくんですか?」
「ちが、ああああっ!」
「オレに嘘をつくなんて、悪い子ですね」
「ひいいいいっ、ぁあっ・・・」

何度も何度も精を放ち、精を放たれて、声も掠れて体もろくに動かない。
これ以上できないというのは嘘じゃない。
なのに、小磯は僕に構わず何度も腰を動かした。

「いやああ、また、またイク、いくうううう!」
「ほら、まだできるじゃないですか」
「あああああああ!!」


--ピュクピュクッ


すでに放出される精液なんかないに等しい。
快感が体中を蔓延して、触られるだけで悲鳴をあげるほど気持ちがよくて、絶頂がずっと続いているよう。

「ひうっ、あ・・らめ・・おっぱい、らめえ」
「すっかりここで気持ちよくなりましたね。オレのをお尻で締め付けるくらい」
「あんっ、か、噛まないれ、ひいっん!」

グジュグジュ、ジュプジュプともうどこからどんな音がしているのかわからない。
もうわけがわからず、縋り付けるものは小磯だけだから、必死になって腕を伸ばす。
すぐに力強い腕で抱きしめられて、安堵と共に何度目になるかわからない絶頂に意識を飛ばした。
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