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□後編
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小磯がお風呂の湯を張りながら、シャワーヘッドに手を伸ばす。
ぬるめのお湯を出すと、温度を確かめながら僕の体を流し始めた。
僕はぐったりと小磯に体をもたせ掛け、遠退きそうな意識を必死で繋ぎ止めていた。
だって、また意識を失って、その間に小磯に貫かれたら、今度こそ殺されてしまいそうだ。
温かいお湯を浴びながら、小磯は丁寧に僕の頭を洗って、体を洗っていく。

「勿体ないけど、一度、掻きだしちゃいましょうね」

小磯の言葉の意味は分からなかったが、それでもかまわないようで、僕を小磯の膝に乗せて椅子に座ると大きく足を開かせた。
小さな子供におしっこをさせるような恰好で、また涙が零れる。
何度もこれ以上ないほど恥ずかしいと思うのに、小磯はドンドンひどい辱めを僕に与える。

シャンプーで指をぬめらせた小磯は僕の後口に指辿る。
またあれが来るのかと恐怖に顔をひきつらせていると、鏡を見て僕の顔を見た小磯が愉快そうに笑った。

「鏡の前なら、後ろからでも坊ちゃまの顔が見えるからいいかもしれませんね」

後ろからも気持ちいいんですけど、坊ちゃまの顔が見れないんじゃ意味ないですしね。

言葉の意味はわかるけれど、何故なのかわからない。


--にゅるっ


「んっ」

散々貫かれたソコは、指の一本くらいでは痛みは感じないが、鋭敏になって少し熱を持ったのか内部を蠢く指を明確に感じ取っていた。
続けてもう一本指が入り、奥まで指を入れると、開くように肉を押しのけながらゆっくり引き抜いていく。

「あ・あ・・・や、あう・・・」

ぞくぞくと感じていると、クスリと笑い、僕の耳に舌を這わせながら小磯が囁く。

「ただの後処理なのに・・・さっきオレのおチンチンで散々感じていたくせに・・・こんな指でもまだ気持ちよく感じるんですか?」

ひどい言葉だった。
でも確かに気持ちよくて、悔しさに涙を流した。


--ごぷっ


「う・・あ・・・」

穴から音を立てて小磯の精液が流れ出す。
シャンプーと一緒に泡立った白濁液がドロドロと出てきて、その感覚に震える。
僕のお尻から精液が出てくるところも鏡にしっかりと映って、その様をじっくり眺める小磯の顔もしっかり映って、羞恥に嗚咽を漏らす。

ゴクリと唾を飲むのが大きく聞こえる。
視線を鏡の中の小磯に合わせると、小磯は僕の下半身を凝視している。
その視線を辿って、ヒッと掠れた悲鳴が漏れた。


起ってる・・・
僕のおチンチンが、また、起ってる・・・


それを見て小磯が涎を垂らしそうな顔で凝視しているのだ。

「ぼっちゃま・・・坊ちゃま・・・」

小磯が僕の手足を折り畳んで力強く抱きしめる。
ピクリとも動かない体だったけど、さらに拘束されて、身をよじることも出来なくなる。
そのまま体が少し浮く。

「え・・うそ・・・や・・」

僕の後口に硬くて熱い小磯の陰茎が当たる。
このまま、入れられるの・・・?
恐怖に顔をひきつらせていると、ゆっくりと体を沈められた。

「あ・・う・・・んんん」

緩んだ僕のソコは、決して小磯を拒まずずっぷりと銜え込んだ。

「ずっと入れっぱなしだったのに・・・まだキュウキュウと締め付けてきますよ。坊ちゃまのお尻・・・本当に気持ちがいい・・・」

うっとりと僕を抱きしめたまま呟く。
ずる、と体を持ちあげられると陰茎が抜ける。
抜ける寸前に再び体を沈められて、小磯の太ももが僕のお尻に当たる。
何度も何度も持ち上げられて下ろされる。
手も足も動かせず、快感が渦巻く。
僕が動かせるのは頭だけで、ずんずん抜き差しされるのを頭を振って必死で耐えた。

「あ!ああ!こい、そお・・腕、あ!」

徐々に激しくなる動きに、ますます強くなる拘束。
快感はお腹の中で爆発しそうなほど溜まっている。
背中に何度も何度もぞわぞわとした快感が走る。
身をよじって強すぎる快感に耐えたかったが、それすらできなくて、気が狂いそうになりながら涙と声を流し続けた。

「こいそ!あ、頭が!あ、あ、おしり、おしり、あ!僕、また、イッちやうう!」
「頭が変になりそうですか?ええ、オレもなりそうですよ。坊ちゃま、何度でもイッください」
「ひああああ!!」

がぶっと肩を噛みつかれた。
痛みどころか快感で、全身を強張らせて絶頂を迎えた。

「っく!」

僕の締め付けに、小磯も放出する。
僕はまたしても射精のない絶頂で、涎を流しながら痙攣していた。
小磯も僕の肩を噛みしめたまま、奥の奥まで強く挿入して精液を流し込み、そのままでさらに僕をきつく抱きしめた。

二人分の荒い息を聞きながら、僕はもうすでに何度も小磯に殺されているような錯覚に陥っていた。
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