短編だったりシリーズっぽかったり

□ぼくたちのなつやすみ 後
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「あ・・・あっ・・・んん・・」

風呂場で後ろから貫かれて、壁に縋りながら衝撃と快感に酔う。
場所が場所だから声が響いて恥ずかしかったが、ずっとヤリまくっていて余計なことに気を回すこともできなくなっていた。

「雄大、中で出していいか?後でちゃんと始末するから」
「あっ・・い、いいっす・・・ん!んあっ」

何度も犯ったにも関わらず、中に先輩の熱を感じた。
オレのはかろうじてトロッと流れただけだ。

「はあ・・・はあ・・・・」
「ん、雄大」
「あっ・・・んん」

荒い息をついていると直哉先輩の顔が近づいて何度もキスを交わした。
もう頭も体もドロドロに溶けている。
腕を上げるのもだるいけど、先輩を抱きしめたくてギュッと腰に腕を回して力を込めた。


--ぬる・・・


「んんっ!?せ、先輩??」
「こーら、先輩はナシって言ったろ」
「あ・・・あの、指・・・」
「だって中出ししちまったし。早く出さねえと腹壊したらどうすんだよ」
「自分でしますから!」
「だーめー」
「ひっ・・・お、オレ、イッたばっか・・・」
「なるべく気持ちいいとこは触んねえようにするから」
「ううう・・・」

掻き出すだけの事務的な動きなのに、直哉先輩の指だと思うだけで体が勝手に快感を拾いに行く。

「あ・・・う・・・」
「ん、大分出たかな?流すぞ」
「あ、待って、今・・・ああああ!」

あらかた出し終わって体を震わせていると、シャワーを体に当て始めた。
こんな状態で新たな刺激を加えられたら・・・と体を離そうとしたがその前に尻に思いっきりシャワーを当てられて壁に縋った。

「ん?刺激強かった?」
「ひいっ・・・!」

オレを気遣ってシャワーを離してくれたけど、そのシャワーが陰茎に当たってその刺激に仰け反った。

「雄大?」

敏感になっていた体が刺激に反応する。それが大きすぎて直哉先輩が心配そうに体を起こした。

「うあっ!」

シャワーがさらに強く当たって大きな声が出た。

「・・・雄大、これ気持ちいい?」
「ひっ・・・だ、ダメ・・あ、あ、あっ・・・なんか、なんか・・・」

ゴクリと喉を鳴らした直哉先輩がさらにシャワーを当てて、さらにヘッド部分をグリグリと押し当てた。
ゾワゾワと強い快感とむず痒さと・・・刺激が強くて頭を振って耐える。
これ、ヤバい。何か・・・来る!!


--プシャアアアアア


「あああっ・・・・あっ・・・あ・・・」

思いっきり何かを噴き出して強い余韻に体がガクガクと震えた。
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