短編だったりシリーズっぽかったり

□失恋を慰めたら両想いになった 下
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「ん・・・ふ・・・」

先輩が・・・オレのチンコを舐めている。
そんな妄想は何十回、何百回としてきたはずなのに、リアルの生々しさに直視が耐えられなかった。

何で、何で先輩は男のチンコを平然と舐められるんだ!?
先輩は男の経験なんかないはずなのに!

しかもメッチャ上手くて、腰がブルブル震えて止まらない。
強く舐めたり、時には焦らすように袋をいじられたり・・・声を我慢するので精一杯。
ああ、そんな上目でオレを見ないでください、本気でやばいんです。


「ひっ・・・せ、なお、や先、ぱ・・・やばい、っす」

先端を強く舐められて情けない声で根を上げた。

「うん?」
「も、やば、から、は、離してくだ・・」
「おお、らひていいよー」
「いいよ、じゃ・・ああっ」

先輩はオレの限界を知って口を離すどころかなおさら口淫を激しくしてきた。
口の中に出すわけにもいかず、先輩の頭を掴んで離そうとすると、ムキになった直哉先輩が思いっきり吸い上げた。

「あっ、マジで・・・ん、んんっ!!!」

我慢できなくて、先輩の口に思いっきり射精してしまった。

「はあ・・・あ・・・」
「盛大にイッたなあ。ちゃんと処理してやらねえと病気になるぞ」


すごかった。
妄想なんか比じゃないくらい。
しばらく抜くのも面倒で放っておいたのもあって、凄まじい快感だった。


快感と疲労に息を荒げて先輩を見て・・・疲れも忘れてガバッと起き上った。

「わ、あああ、何舐めて!?」

オレの精液が直哉先輩の顔を汚していて、先輩は当たり前のように舐めとっていた。
舐めるって!舐めるって!?
動揺と罪悪感で、慌てて手近にあった布巾で先輩の顔や手を拭った。
オレの挑発に乗ったからって、ちょっと吹っ切れ過ぎじゃない!?
・・・何でそこまで・・・そんなに腹が立ったんだろうか。
それにしては先輩はいつも通りで・・・軽蔑することも呆れることもしない直哉先輩に心が震える。
衝動のまま先輩に手を伸ばしても嫌がられることもなく大人しく抱かれてくれる。


オレばかり・・・じゃなくて、オレも直哉先輩も気持ちよくなってほしい。
おずおずと手を伸ばして、さっき触り損ねた先輩の陰茎に触れる。

「あ?オレもしてくれるんだ」

直哉先輩の驚いた声に小さく頷いて、気持ちよくなってもらおうと取り出した。
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