短編だったりシリーズっぽかったり

□恋の焼きそばパン
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荒い息をつきつつ、ぬぷん、と抜ける質量に唇を噛み締める。
激しい快感の余韻に瞳を潤ませながら目の前の人を見る。

「なあ、勝もう一回」
「う、あ、も、むり・・・」

何度も何度も体を揺さぶられ、後ろと前と何度も絶頂させられ、体力も尽きてぜえぜえと答える。
僕はもう手を動かすのも億劫なのに、目の前の人はどうしてこうも元気なんだろうか。



僕、吉田 勝。
どこにでもいる食べる事が大好きな高校一年生。
友達からは、見た目から、チャーシューとか呼ばれてる。


目の前の人、不動 史郎。
「明王」のチームの総長をしてる人。
ものすごーくカッコイイ、何度見ても見とれてしまうくらい綺麗で強い人。
何故か僕の恋人。



普通に暮らしてたら接点なんか絶対ないんだけど、ヤキソバパンというラブアイテムのおかげで知り合って、順調にお付き合いまでしてしまった。
大人っぽいけど笑い上戸で、僕の脂肪をこよなく愛してくれる変人・・・じゃなくて恋人。
でも、付き合って分かったのは、とにかく絶倫だということ。
毎回毎回、僕がギブアップしても中々離してくれない。

・・・今だって、僕のお腹や太ももを撫でながらじいっと僕に訴えかけている。



「だ、ダメですからね。僕、もうお腹空いて・・・」
「後で好きなもんたらふく食わせてやるから」
「ん、ううっ」

ぱっくりと唇を食べられて、ぬるりと舌が入り込んでくる。
だから、僕を食わせろって言ってるみたいに。
咥内はぐちゅぐちゅと気持ちいいのに、お腹はむにゅむにゅと肉を揉まれてなんだかシュールだ。

「ああもう、勝の肉、めっちゃ気持ちいい」

顔を埋めて、首筋の肉を食べられる。
もぐもぐと柔らかく歯を立てられて、ジワリと快感が流れる。

「や、あ、先輩、それ以上、だめぇ」

史郎先輩のペースに流されて、このまま新しいラウンドが始まってしまいそう。
お尻は何度も出された先輩の精液やら、僕の精液が混ざってひどいことになっているし、陰茎は何度も放出してジンジンと痺れているし・・・・
それに、それに何より、お腹空いてきた!
このままされたら、確実にお腹が鳴ってしまう!

以前も同じようなことが・・・・何度もあって、その度に先輩は笑ってくれるけど、でも絶対に止めなくてドンドン激しくなるんだ。
あれをされると、本気でわけが分からなくなってしまう。
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