短編だったりシリーズっぽかったり

□100回啼くこと
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どこのホテルのスイートかと思うほど広くて豪奢な部屋。
キングサイズの最上級のベッドの上で、安っぽい機械音と、オレのだらしない声が響いている。


「あ、あああっ、ん、も、もうっ」


--カチン


「あ・・・」

射精の期待に声を上げれば、寸前で音が止む。
残念な声音にくすくすと笑い声が上がった。

「ダメでしょう?僕達のモノじゃないのにイッちゃうなんて」
「あ、う・・・もう、外してよ・・・」


陰茎にローターを当てられて、射精寸前まで高められるのに、根元の戒めが射精を許してくれない。
快感はすでに拷問のようで、息も絶え絶えだ。


「だぁめ、青葉の早漏を直すためにしてるのに、それじゃ治療にならないよ」


目の前には同じ顔をした美貌の双子。
どちらも同じくらい残忍な光をした瞳でオレを見ているくせに、治療だなんて、よくも空々しいことを・・・



「じゃあ、今度はこっちを気持ちよくしてあげます」


--カチン


「ひ、う!あ、あああっっ」

乳首を挟むように貼りつけられたローターが震えはじめる。
最初から刺激が強すぎて、散々開発された乳首が痛いほど尖ってしまう。


「ああ、青葉さん、気持ちよさそうですね。女の子みたいです、可愛い」
「や、あ!言うなぁ!」


それはよくわかっている。
だからこそ、改めて言われたくない。

けれど、こいつらはそれをよくわかっていて何度も何度もオレの羞恥を煽っていく。


ぞくぞくと乳首に与えられる振動に、慣らされた体は嫌でも快感を追っていく。

「あ、は!あ!ああああ!」


手足を縛られて、ギシギシと音を立てながら溜まっていく快感を懸命に追いかける。
必死で無様はオレの醜態は、こいつらにとっては何よりも狂喜するようで、禍々しい笑みで見下ろされる。

これだけ乱されているのに、こいつらはネクタイすら緩めず、このまま会議にでも出れそうなほど平静な態度で・・・


--カチン


「は、あ・・」

またしても射精寸前で止められて、責めるような目で睨み付けてしまう。
縛られてままでもこのまま絶頂までいけそうなのに、途中でやめないでほしいのに。
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