ツキウタ。夢長

□顔合わせ完了
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「新マネージャですね.....いきなりこいつらがすみません」

すごい、この人は謝っていているのになんだかそれがすごく申し訳ない
この方のせいじゃないとかそうじゃなくてなんだか心に来るものが違う
と言うか敬語を使わせるのが申し訳ない

「始ー、始ー
僕にも御褒美をっ」

隼さんがミステリアスを吹っ飛ばして始さんにデレ始めたけれどすごく怖い

何が怖いってこの人たちはなぜ故に殴る蹴るを御褒美と言い喜ぶのか...

「幼なじみが失礼しました」

声をかけられてそちらを見るとそこにはキラキラ輝く正統派のイケメンが...グラビの皐月葵さん
すごく爽やかで新さんとは違いすぎる

「初日から大変だったね...」

そう言って苦労をねぎらってくれたのはメガネをかけた男性、弥生春さん

グラビの方が正統派イケメンが多い気がする
プロセラには正統派らしい正統派はいない...どころかミステリアス(仮)がリーダーだし...今はそのミステリアスもどこへやら...
自分から殴られに行くんだから

「海がいるから心配はしていませんが...何かあれば声をかけてください」

そう言って笑った顔はここにいる誰よりもイケメンな王様でした

「ありがとうございます...」

グラビが手がかからないのはやはりこの人によるものか...

「あ、あの...私は年下で、新人ですので月城さんや黒月さんの時のような敬語は使われなくて大丈夫ですよ」

始さんから敬語を使われるというのは小心者な私には耐えられそうもない
強いていえば様を付けて呼ばせていただくべきにすら思える

「そうか、なら...」

始さんは私の頭を軽くポンポンと叩いた

「帰るぞ」

始さんの声に、既に食事を終えた3人は返事をする
かっこいい王様の後ろに他の5人もついていく
とてつもなくかっこいい

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