その他
□茶葉のストック
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「…あら、お茶っ葉切れちゃってるわぁ」
と、山崎宗介の母親が言った。
名前は今日実家に帰ってくるという恋人に会いに来たのだが、
本人はまだ帰ってきていない。
山崎の家族とも仲が良いから居心地は悪くないが、することがなく少々暇である。
それで、母親の呟きに即座に反応した。
「じゃあ私、おつかい行ってきます」
「えっ、そう?じゃあ悪いんだけど、他のものも頼まれてくれる?」
「はい!」
名前は山崎の母親から、買い物リストと十分すぎるお金を受け取ると、近所のスーパーへと出かけた。