ハイキュー!!

□むしろ味見が主食です
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青葉城西男子バレー部マネージャー・苗字名前は、
合宿の夕飯の準備を始めてまだ5分も経っていないのに、数え切れないほどのため息を溢していた。

「…及川、なんか邪魔。このままだとご飯作れないから、あっちで待ってて」

「えー、なんか邪魔ってひどいよ、名前チャン。
特に邪魔になるようなことしてないでショ?」

「存在が邪魔」

「ひどいっ」

「なんか、見られてるとやりづらい」

「えー」

はぁ…と、またため息。

合宿所の厨房に入ったはいいが、同級生で主将で大王様な及川が椅子に座って自分を観察している。
その状況がとても窮屈だし、面倒だった。

「……もう、ほんとに邪魔したら許さないからね」

結局、追い出すのに労力を使う方が面倒、と結論を出した名前は
たくさんいる部員たちの夕飯作りに取りかかった。
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