長編 第一章
□久しぶりのチャイム
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神らしき人が消えてから数分
私はテーブルの上を見た
そこには先ほどまでなかったパンフレットと大きめの箱
「これが明日から行く学校…」
今の私は15歳であるといっていた
間違っていなければ通うのは中学校
中学校か…いい思い出無いな…
自嘲気味に笑って、これから通う予定の中学校の名前を読んでみる
「ひょうていがくえんちゅうとうぶ…」
ん?
「氷帝学園中等部」
んんんんんん!?
「氷帝学園中等部ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッゥウゥ!?」
思わずテーブルの脚に小指をぶつけた
「いって!いった!小指もげた…てか氷帝学園中等部!?」
いやまてよ
これ、日本は広いから私が知らなかっただけでたまたま同じ名前の中学校なのかも
いやん私ったらうっかりさん
でも
表紙をめくったところにある生徒会長の挨拶で私は確信してしまった
「まじの氷帝やん…」
写真に写る跡部はあの跡部だった