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□夏の日
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暑い。クーラーが壊れたせいで暑い部屋の中。室内にも関わらずぽたぽたと汗が伝う。せめてもの慰めにアイスを咥える、…だけどやっぱり熱で溶けて私の胸元へとぽたりと落ちた。
「あ。…勿体無い」
その様子を見たソウジロウが余裕そうにクスリと笑う。何でそんなに涼しげなのかな。浴衣って涼しいの?
「…すぐ溶けちゃう、早くクーラー治らないかな」
すぐにアイスも食べ終わるとぐでーっとだらしなく床に寝転がる。スカートが太ももまでめくれ上がるけど気にしない。
「…いくら暑いからってだらしないですよ」
私にのしかかるように顔を近づけて来ながら太ももをいやらしく撫でる。

「…暑いからしたくないんだけど」「…じゃあキスだけでも」

絡み合う視線、この暑い中私たちは更に熱くなって溶けて行く。

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