短編Story
□お兄ちゃん 凛×一磨
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何よ。
大人のお姉さんにデレちゃって。
やっぱり、凛みたいなお子ちゃまのことなんか。
小学生と中学生の壁は厚いな
−−−−−−−−
いつだってそう。
凛たち小学生組は走り回ったりして遊んでても、
一磨くんたち中学生組は恋愛話とか、男同士の話、とかで盛り上がってる。
凛だって、早く中学生なりたいよ。
「はあ〜…」
あや「…凛がため息なんて珍しいね」
「凛だって悩むことはあるよ」
あや「ま、どうせ一磨のことでしょうけど」
「わかる?」
あや「うんうん。」
「…あやのはさ、聖夜といてさ、小学生と中学生の壁感じたりしない?」
あや「は!///なんであやのが聖夜との壁なんか!」
「好きなくせに」
あや「好きじゃないから!
てか、壁ってなにさ。」
「んー、なーんかね…最近感じるようになったの…」
あや「ふーん」
「…凛たちには付いていけない大人の世界っていうか」
あや「そんなこと考えたことないよ。だってたったの二歳じゃん」
「…そーの、二歳が大きいんだってば」
あや「そんな考えすぎなくていいじゃん?一磨は凛のこと妹のように接してるんだから」、
「…それ!!」
あや「は?」
「…凛は妹じゃやだもん…」
一「りーん!どーした?」
「…べーつに。」
一「何だよー(笑)」
そう言いながら、凛の頭を撫でた